更新日:2025.05.07
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/古閑章郎
アメ車のちょっと古いモデルにありがちなミラー問題。当時のアメリカってサイドミラーで他車を確認するほど道路がクルマでギュウギュウになることがなかったのだろうか。
もっと言えば、運転席側のサイドミラーがない個体もあったほどだから、旧時代のアメ車のサイドミラーはアメリカ基準のミラーであって、日本での使用時は注意が必要である。
すなわち、日本の道路基準でアメ車のサイドミラーを使用すると、ミラーから見える角度が結構狭いものがあって(死角が多い)怖い思いをすることがある。
たとえば94年から99年までのCK、タホ、サバーに装着されている(個体もある)スポーツミラー装着車の運転席側ミラーはもはや致命的だ。
いわゆる平面鏡的なミラーが装着されており、実物の距離感がつかみやすいのがメリットではあるが、当然、映せる範囲が限られることになるから視界が狭い。
日本車のミラー角に慣れている方なら、驚くほど狭いと感じるかもしれない。
▲90年代のCKタホサバーバンのスポーツミラー装着車とはご覧の形のサイドミラーのこと。
▲スポーツミラー装着車が映すミラー画面。
▲GDファクトリー千葉店が製作したワイドビューミラーレンズを装着するとご覧の違いが現れる。
ということで、GDファクトリー千葉店が製作したワイドビューミラーレンズ。スポーツミラーの平面鏡に対し、曲面鏡にカスタマイズされており、ミラー面を若干湾曲させることで広範囲を映せるようになっている。
ワイドビューミラーの使用前、使用後を見比べるとわかるが、違いは一目瞭然。曲面鏡とはいえ、湾曲を抑え気味にしているから後方の距離感がつかみにくくなるということがほとんどない。
普段使用している日本車レベルと同等程度なので、逆にこちらが普通ではないか、と思うほど。
装着は両面テープで貼り付けるタイプで、価格は税込2万円。対象は94年から99年まで生産されたCKタホサバーのスポーツミラー装着車。
▲右がスポーツミラーに装着されている標準ミラーで、左がワイドビューミラーレンズ。違いは一目瞭然。
▲装着はミラー裏面の両面テープにて貼り付けるだけ。価格は税込2万円。
また、上記CKタホサバーバンのスポーツミラー装着車以外の車種でも、視界の狭いミラーにお困りの場合はレンズをカットして製作することも可能というから問い合わせしてみるといいだろう(価格は変更になる)。
くわえて、ミラーレンズをブルーレンズにする等のカスタマイズも可能というから合わせて確認して欲しい。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES