現行マスタングにおけるスペシャルモデルとして名高い存在がシェルビーであり、サリーンであり、SVTである。だが最近、かなりの注目を集めているのがエレノア。現地では今やシェルビーと伍する人気の持ち主というから凄い。
そもそもエレノアとは、映画の中で使用された劇中車のコードネームだった。しかもそいつはオールドマスタングベースのカスタムカー。いわゆる現行モデルとはまったく無縁の存在だった。
だが、現行マスタングがオールドマスタングの復刻デザインをまとったことにより、ヒストリックカー固有の美しさと現代的なダイナミックなデザインを融合させた現代版エレノアが製作され、一役大ヒットとなった。
今やエレノアは、映画の劇中車だったという過去の逸話さえ知らない人々にも知れわたり、まるで現行マスタングのスペシャルモデルという高みにまで登り詰めた感がある(正式名称はGT500E エレノアという)。
そんなエレノアであるが、現状では2005年から2009年モデルまでの初代と2010年から2012年までの2代目までが登場しているのみである。もはや、新車でエレノアを手にすることはできないのだ。
だが今回、ASDNが新たな試みとして本国にてエレノアを製作し、販売を開始するというのである。
エレノアのスタイルは、フロント&リアのバンパースポイラー、フォグランプ付きフロントグリル、リアデッキスポイラー、バルジ付きボンネット、リアクオーターダミーダクト、サイドステップ、左右サイド出しエグゾーストシステム等で構成されている。言わずもがなだが、現代のマスタングでエレノアが復活できたのは、復刻デザインだからこそである。
この2代目エレノアからは、エアバルジがボンネットフードと一体型となっている。全体的にボリューム感たっぷりな造形が特徴。
エレノアにセレクトされている20インチのアメリカンレーシング製ホイール。ホイール内には、オプションでセレクト可能となっているウイルウッドの6ポッドブレーキキットが装着されている。この他にもショック等も変更可能である。
このエレノアは、本国ではSVTやシェルビーといったビッグネームと伍する人気の持ち主。この先2013年型以降のフェイスでもエレノアが登場するのでは? とも言われているから、エレノア人気はますます上昇するだろう。
ここで紹介するASDNの車両は、2代目モデルである。つまり、2010年から2012年のマスタングをベースとしたエレノアとなる。
ちなみに、2013年型現行マスタングにエレノアは今のところ存在しない。ご承知の通り、2013年型でマスタングがフェイスチェンジしたからである。だからエレノアを楽しむには、現状旧型となる中古車ベースでしかあり得ない。
ASDNが復活させるエレノアは、アメリカでディーラーチェックを受けた「発売から3年以内&走行距離3万マイル以内」の中古車をベースに現地製作されるコンプリートモデルとなり、ASDNの保証が付く認定中古車として販売される(ここが非常に重要!)。
ベースモデルはV6でもV8でも選べるし、ミッションもATとMTどちらでも選べるオーダー方式を採用するという。また、車高調整キットやレーシングストライプ、インテリアカスタムといったオプション設定も豊富に用意されているので、細部を自分好みにアレンジしてオリジナリティを演出することも可能である。
上記で紹介している1台は、2011年型で5リッターV8エンジンを搭載しているGTである。しかもミッションはコダワリの6MT。この5リッターV8は412hpを発生させ6MTと相まって、アメリカンマッスルらしい走りが堪能できる。足回りにはオプションのTEIN製の車高調整ショックとウイルウッド6ポッドブレーキキットが装着されており、エレノアの名に恥じない硬質な走行フィールの持ち主でもある。
一方、インテリアにはシェルビーGT500用のシートをあえて装着し、ボディグラフィックにもひと手間加えるなど、内外装のコーディネートにもアレンジが加えられている。ASDNのエレノアでは、こうした個々の好みに応じた注文にも対応してくれるところが素晴らしい。
気になる価格はV6モデルが398万円〜、V8モデルで458万円〜。内容を考えれば非常にコストパフォーマンスが高い設定となっているので、エレノアのファンはもちろんのこと、映画に全く興味のない人にも非常に魅力的なモデルと言えるだろう。
ベースとなっているマスタングは、2011年型のGT。5リッターV8エンジン搭載で412hpを発生させる。ASDNでは、V6、V8問わずベース車をセレクトでき、AT、MTの制限もないから、自分好みの最高のエレノアが製作できる。ちなみに、2010年モデルは、エンジンパワー等がまだ低い状態のモデルだったので、ベースモデルを選ぶ際には注意が必要である。
ベース車は6MT搭載車で、ボール型のシフトノブを装着している。これだけでレーシーな雰囲気になる。マスタングの6MTは、ゲートが明確でストロークが短いのが特徴。思っている以上に楽しめるファンなMTである。
V8を6MTで操るわけだから、楽しくないはずがない。しかもマスタングのV8は、まるで音質チューニングが施されているかのごとく小気味良いサウンドを発するから一層楽しい。さらに足回りは締まり、硬質なフィーリングをもたらすので、アメリカンマッスルの名に恥じない走りも手に入れている。
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