更新日:2014.04.14
文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ
ゼネラルモーターズは、新型モデルシボレーコルベットC7 Z06コンバーチブルを、4月16日に開幕する2014ニューヨークモーターショー14で披露することを明らかにした。
今年1月のデトロイトショー14でデビューしたC7ベースのZ06クーペには「LT4」と呼ばれる新たなエンジンが搭載され、C6時の511hpから一気に625hpへと進化している。この新型LT4エンジンには、スーパーチャージャーが装備され625hp、最大トルク635ft-lbを発生させるのである。
今回発表されたオープンバージョンとなるコルベットZ06コンバーチブルにも、同様の6.2LリッターV8スーパーチャージャーエンジン「LT4」が搭載され、また同じく7速マニュアルトランスミッションと8速オートマチックトランスミッションからなるパワートレインを搭載するなど、クーペと同じメカニズムを共有する。その上で、電動開閉式のソフトトップが装着されている。
驚くべきことに、最新の設計技術や製造技術によって製作されているC7コルベットのフレーム(コルベットならでは)は、オープンモデルとなっても補強をほとんど必要とせず、結果、Z06クーペとほぼ同じ重量を実現していると言うから素晴らしい(なお詳細なスペックは未発表)。
写真を見る限り、C7がベースとなるボディはクーペ同様に、フロントに大型のスプリッターを備え、サイドダクトやリアフェンダーの盛り上がりも健在である。また、ノーマルのZ06に比べ4倍のダウンフォース得ることが可能な「カーボンファイバーエアロパッケージ」や「スーパースポーツカップタイヤ」、「ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキディスク」等からなる「Z07パッケージ」もクーペと同様に設定されるという。すなわち至上最強のオープンスポーツカーの誕生と言えるだろう。
Z06に関しては、C6 Z06時にも「427コンバーチブル」という希少モデルをモデル末期に発表したが、今度のC7 Z06は最初からクーペ&コンバーチブルモデルを登場させることで、スーパーカーレベルの走行性能を世界にアピールするのである。
Z06以外にも新たな情報が発信されており、コルベットC7は、2015年モデルから標準グレードにも8速ATが搭載されるという。
この8速ATは、「8L90」と命名され、アルミやマグネシウムなどの素材を採用することで、これまでの6速AT比で4kgの軽量化も果たすという。さらにこれまた6速AT比で燃費を最大で5%改善するという。
この8速ATには、パドルシフトによる変速が可能であり、今や多くのスーパーカーが使用するデュアルクラッチのセミATではないが、世界トップクラスのシフトレスポンスタイムを実現するトルクコンバーター式で、スロットル全開時のシフトアップは、ポルシェ911が装備しているデュアルクラッチ式よりも素早く変速するというから期待がもてる。
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