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[特集]

ついに始まった現地試乗会

2015 フォード マスタング (FORD MUTANG)

早ければ11月にも日本上陸

われわれ庶民の期待の星・フォードマスタングの最新モデルがついに動き始めた。本国ではメディアによる試乗会が行われ、すでにディーラーにもクルマが並び始める頃だろう。日本にも早ければ11月過ぎにはショップの店頭飾られる模様だ。ということで、確定スペックを元に新型をチェックする。

更新日:2014.09.25

文/椙内洋輔 写真/フォードモーター

現地メディアの試乗会が開催された

 すでに発表からかなりの時間が経っている。しかもコンバーチブルの実車までもが発表されているのに、正式発売はいつなのか? そんなモヤモヤした気持ちだったファンが多かったに違いないが、ついに動き出した。現地では確定スペックが発表され、メディアによる試乗会も行われている。日本からも数名のジャーナリストが海を渡り、今まさに新型モデルに試乗している最中かもしれない。

 まさにタイムリーな情報として、新型マスタング、「かなりいい」との報告が編集部にも来ている。特にアシがよくて、MTが出色の出来でありメチャクチャ楽しいと。さらに直4エコブーストもグッドとか…。まあ、具体的な詳細は後ほど原稿としてまとめられてからとなるが、ここでは新たに発表された確定スペックを元に、新型マスタングの詳細をまとめてみる。

 この新型マスタングの特徴は、足回りがオールニューとなり、リアサスが4輪独立懸架となったこと。そして新たに世界戦略車として位置づけられたことにより、直4エコブーストターボがラインナップされたことと、それにより右ハンドル車が同時に追加されたこと。

 すなわち、これまでの北米専用車から、グローバルカーとして生まれ変わったことにより、世界中の法規や安全基準を満たさなければならなくなったこと。加えて、これまで6000台前後だった輸出が、今回新たに110カ国16万台に激増することによる各部のチューニング等。こうした新型の特徴となるあらゆる要素の見極め&製造行程の確認作業に時間がかかり、発表からかなりの時間を有していたと言われているのである。

 だが、すでに動き始めているということは、こうした新たなラインナップ等の見極めができたということでもあり、その出来栄えが非常に気になるところである。

 ちなみに、今回の新型マスタングではV6モデルの輸出仕様はないと言われているから、どこかのショップが並行モデルであえて輸入しなければ、新型モデルのV6を日本で堪能することは不可能に近い。=メーカー側としても「V6乗るなら直4エコブーストに乗ってくれ」、そんな雰囲気というか、ラインナップ形成を行っているのは事実である(まだ不確定情報だが、日本のディーラーでは直4エコブーストのATモデルがメインの、遅れてV8モデルの登場、もしくはV8は限定モデルとして存在するとの話があるとかないとか。しかも当然ながら右ハンドル仕様の想定という)。

今度の新型マスタング、個人的にはこのガンメタかシルバー、もしくはホワイトあたりのボディカラーにブラック系のホイールを組み合わせて、レカロ系のスポーツシートが入ったモデルがオススメのような気がしている。写真にもよるのだろうが、新型のレッドやイエローのボディカラーはあんまり表情がよく出ないような気がしているのだが、どうだろうか。

新型モデルのV8エンジンは、435hp、最大トルク400lb-ftと、じつはスペック的な進化はあまりない。だが、見えない部分での改良が多岐にわたり(シリンダーヘッド、インテークマニホールド等)、フィーリング的な改良は目覚しいと言われている。実際に乗っていないのではっきりしたことは言えないが、旧型はかなり濃密なフィーリングを発していただけに、期待は高い。

写真は直4エコブースト。未知なる期待の存在だけに、果たしてどれだけのものなのか、一刻も早く乗ってみたいが、スペック的な情報では310hp、最大トルク320lb-ftと、旧V6以上の数値を示す。この直4エコブーストは、世界戦略車として右ハンドル車と組み合わされることも確定しているから、かなり新鮮なモデルとなるに違いない。

ここで使用されている写真は、現地の試乗会にて撮影されたものでしょうね。リアスタイルは一段と美しくなっている。

直4エコブーストターボの310hpに期待が膨らむ

 ここからは確定情報だが、アメ車ワールドに掲載されているショップの中には、すでに直4エコブーストやV8モデルを発注したところがあり、早ければ11月中にもお見せできるかもしれないというから、期待してほしい。即刻取材し、速報を入れたいと思っております。ただ、今、為替の問題があり、1ドル110円を越えそうな勢いなんで、確実に価格に響くでしょうね。残念ながら。

 で、2015年型マスタングの確定スペックは以下のとおり。

<ボディ>
■全長×全幅×全高:4783×1915×1382ミリ
■ホイールベース:2720ミリ
<エンジン>
■3.7リッターV6:300hp、最大トルク280lb-ft
■2.3リッター直4エコブーストターボ:310hp、最大トルク320lb-ft
■5.0リッターV8:435hp、最大トルク400lb-ft

以上を6速MTか6速AT(パドルシフト付き)で操ることになるが、6速MTは5速直結のクロスレシオだからなお嬉しい。

<ホイール>
■3.7リッターV6:235/55R17インチ
■2.3リッター直4エコブーストターボ:235/55R17インチ (18~20インチまでop)
■5.0リッターV8:235/50R18インチ (19~20インチまでop)
<車重>
■3.7リッターV6:1599kg
■2.3リッター直4エコブーストターボ:1602kg
■5.0リッターV8:1680kg

 ちなみに、2014年型のマスタングのボディが全長×全幅×全高:4788×1877×1417ミリということで、2015年型は若干外寸が短くなり、横幅が大きくなり、高さが低くなっている。車重的にはV8モデルで約40キロ増となり、パワー的には15hpアップ(2014モデルは420hpでした)だから、感覚的には新旧の車重&パワー比はプラマイゼロくらいの感じだろうが、ボディ横幅が大きくなり、ワイドトレッドとなったから、コーナリングの踏ん張りというか、スピード感は旧型比でまったく違うはずである。恐らく天と地の差と言えるほど新型が圧倒的に素早いと思われる(タイヤサイズも旧比でほとんど変わってないので、それだけ新型に自信があるという裏付けでしょう)。

 新型マスタングで一番気になるのが、直4エコブーストターボである。これまでSUV等に使われていたエコブーストエンジンがスポーツカーに使われたらどうなるのか? 単なる燃費とスポーツ性を両立したユニットなのか、それともバキバキなスポーツユニットに仕上がっているのか?

 個人的には、認定中古車で旧V8マスタングを買って5年くらい乗り、その後新世代のアメリカンスポーツということで、直4エコブーストターボのMTの新車を買って10年乗ろうかと企んでいるので(事によっては再びV8買うかも)。ボディカラーはシルバーでブラックホイールの組み合わせが、今最高にカッコイイと思う。

 とにかく新型マスタング、今後次々に続報入れさせていただきますので、ご期待下さい!

新型のインテリの質感は圧倒的に高くなっている。意匠もより現代的となり、旧型ほどの旧車的雰囲気はなくなったが、ワールドワイドなスポーツカーとして、世界的な認知を受けるためにも質感アップは急務だったはずだし、実際に成し遂げている。現行エクスプローラーでもそうだが、フォードは、質感の出し方がGM系よりも圧倒的に上手いから、今度の新型も決して期待を裏切らない。

エンジンのスターターボタンは、必要かどうかは疑問だが、それでも各部のスイッチ類や手に触れる各部の質感や硬質な印象は、「これがマスタング?」と言わしめるほど、良くなっていると本国では絶賛されている。

ATが当たり前の時代に、しかもツインクラッチを有したパドルシフトが全盛の時代に、あえてMTモデルを存続させ、なおかつ5速直結のクロスレシオのMTを載せるなんて、さすがフォードが作った歴史的スポーティカー。しかもMTのフィーリングも良く、あえてMTを選べと言いたくなるような逸品に仕上がっているから嬉しい。

写真はガンメタがV8GTでレッドが直4エコブーストモデルとなる。


この試乗会後に撮影された最新の動画です。取材車はV8です。

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