一枚の写真が全米のファンを熱くさせている。先日発表された2018年型マスタングのインテリアの写真である。2015年にデビューした現行マスタング初のマイナーチェンジを紹介したインテリアの写真奥深くにマスタングファンをうならせる一台のクルマの映り込みが確認されているのである。
そう、BOSS302。正確にはBOSS302風。もしくは旧型BOSS302かも。
BOSS302とは、1969年SCCAトランザムレースにおいて68年にチャンピオンを獲得したカマロの対抗馬として登場したのがマスタングのレーシングモデルのベースカー。当時のBOSS302は、69年、70年と2年間のみ販売され、70年には見事レースでチャンピオンの座を獲得している。ちなみに、このチャンピオンシップを制した伝説のドライバーがパーネリージョーンズであった。
で、そういった過去の伝説を復刻させたモデルが、2012年に登場したBOSS302。面白いことに、この現代版のBOSS302も過去の歴史的事実同様2年間限定のモデルだった。
だが、伝説のBOSS302はレースのベースカーだったが、復刻(あえてそう呼ぶ)したBOSS302は、レーシーなファインチューニングを受けたロードゴーイングカーであり、よりレーシーなモデルを「BOSS302ラグナセカ」とすることで区別していたのである。
先日発表された2018年型マスタングのインテリアの写真左奥に映り込むBOSS風の車両が、次期マスタングBOSS302ではないかと全米で話題になっている。
このBOSS302は、いわゆる復刻型のマスタングだからこそのBOSS302の復刻だったわけであり、2015年に登場した新世代のマスタングにおいては、「なんら系譜がない」といわざるを得ない。
だが、上記の写真に写りこんだBOSS風ステッカーのマスタングの映り込みが、「フォードのティーザー告知では」として、ファンをやきもきさせているのである。そう、現行マスタングでのBOSS302の登場を期待しているのである。
ちなみに、現行マスタングではシェルビーGT500のデビューが既定路線であり、mach1の登場をも噂されているという。直近の話では、シカゴオートショーにて1971年型マスタングmach1をフォードがフルレストアしたモデルをブースのど真ん中に展示していた。それもmach1復活の予兆ではないかということで、話題となっている。
さて、現行型の気になるBOSS302だが、その走りにおいては、2012年から2年間発売された302もかなりの代物だった。とくにオススメは2012年型の302であり、2013年型はマスタングのデザインが変更されたことによる302の変更も促され、シェルビー顔になっているからこそ、マスタング風情を味わうには2012年型が最高なのである。日本でも、人気は圧倒的に2012年型である。
こちらは今現在販売されている2012年型のBOSS302。復刻版マスタングのBOSS302であるからこそ、意味があり価値がある。
このBOSS302に搭載されるエンジンは、当時のV8GTに搭載されるものと同様の5リッターV8(5リッターを立方インチに換算すれば302cuin)だが、ピストンの変更や吸排気系のチューニング等により最大回転数を引き上げる等して、最高出力を444hpにアップ。当時のマスタングV8GTは420hpだったから24hpのアップだが、全体的な硬質なフィーリングによりそれ以上の印象を与えてくれるのである。
で、このチューンされたフォード謹製V8エンジンがまんまレーシングサウンドを響き渡らせる。ピークパワーの発生回転数を越えるあたりまで、吸い込まれるように吹け上がっていくV8エンジンのレスポンスはきわめて良好であり、高回転域に向かって行くにしたがって増す重低音が印象的。シャープな挙動やダイレクトな反応のすべてがゾクゾクするほど刺激的なのである。
ということで、個人的には今現在でも特選中古車として入手可能な2012年型のBOSS302が断然オススメだが、全米のファンとしては現行型のBOSS302の登場を期待しているというニュースである。
乗れば我を忘れて浸れるだけの官能性と実際の速さが同居する。欲しい。これを逃せば、いつ手に入るやら…。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES