TEST RIDE

[試乗記]

マイナーチェンジによって新たなる「力」を手に入れた

フォードエクスプローラー (FORD EXPLORER)

今流行りの強面系デザインへ変化

2011年にリニューアルされたフォードエクスプローラー。そして翌年、満を持して登場したエコブーストエンジン搭載のFFモデル。今やエクスプローラーの正規販売比率において、約7割りを占めるというFFモデルだが、2015年10月、そんな売れ筋モデルのリフレッシュが行われた。取り急ぎ、第一報である。

更新日:2015.10.26

文/椙内洋輔 写真/小関一尚

明確な差は高速域での力とパドルシフト

 たとえば、現行前期型となるエクスプローラーエコブーストで「不満な点をあげろ」といわれれば、(あえてゆうなら)、ここぞというときのパンチ力とセンターコンソールの使い勝手。さらにはインダッシュのナビが欲しい(これは改善されている)。まあそんなところか。あ、あとシフトノブについたボタン操作のシフトがイマイチ…か。

 だが別にそんな前期型でも、慣れればなんら問題なかっただけに、もしオーナーならそんなに気にもならないとは思うが、ジャーナリスト的な視点で言えば、「たったそれだけ」であったと言っていい。

 だから正直、マイナーチェンジで後期型が出たといっても余程変わらない限り、「旧型で良いじゃん」ってなるのがオチだから、そんなに期待していなかったのが、本音。

 それに、個人的な意見としては、前期型のデザインが非常に良くて馴染んでいることもあるから、すでにリリースされている写真を見る限り、いわゆる強面系への変貌はどうなんだろう~とも思えなくはない。

一般道では明確な差を感じなかったが、山道や高速域は明らかに力が違う。たった0.3リッター増だが、その差は意外にも大きい。

 というような予備知識を持ってリニューアルモデルと対面したのだが、正直、デザインに関しては各人の好き嫌いによるものが大きいと思う。

 とはいえ、今の日本車でもそうなのだが、威圧系のフロントマスクは人気好調ということだから、おそらく後期型を無条件に受け入れる方は多いはず。

 で、そのままドライバーズシートへ。パッと見の印象はそれほど大きく変わったところはないが、センターコンソールのオーディオ&エアコンの操作系が、従来のタッチ式からオーソドックスなプッシュボタンに変更されたのはひと目で分かった。それに、シフトボタン操作が廃され、ステアリングにパドルシフトが装着されているのが、大きな変化として見て取れる。

 実際に走ると、いわゆる一般道では正直劇的な変化は感じられない(乗り心地は相変わらずいい)。旧型エコブーストでもそれなりに満足できていたことが何よりもの証拠だが、違いはあるにせよ、そこまで劇的なものではない。

261ps、最大トルク42.8kg-mを発生させ、従来の2.0リッターエコブーストエンジンと比べ、出力にして約7%、トルクにして約15%も向上しながら、燃料消費率を約5%改善している。

 ただし、排気量が従来の2.0リッターから2.3リッターへと変更されたことによる違いは、速度域を上げることによって確実に感じ取れる。

 2.0リッターエコブーストエンジンと比べ、出力にして約7%、トルクにして約15%向上されている261ps、最大トルク42.8kg-mという新しいスペックだが、たとえばそれはちょっとした上り坂とかで、「もう少し加速しよう」と試みたときには圧倒的な力として「余裕」を感じさせるようなったのである(ちなみに従来の2リッターユニットは243ps、最大トルク37.3kg-m)。

 言葉にすれば、「逞しさ」とでも言おうか。普通に街を走っている時には必要なくても、高速域で走れば時折感じた線の細さ。今回の2.3リッターには、その線の細さがなくなって、力強さが加わっている。

 他を圧倒するパワーアップではないが、エコブースト乗りとしては何よりも欲しい力である(それでいて燃料消費を5%改善しているという)。ということで、より磐石なエコブースト搭載SUVになったと言えるだろう。くわえて、6速ATのパドルシフトは、やはり操作性においては格段の差があり、エクスプローラーの走りをより楽しむことができるようになったのは間違いない。

 ということで、これまでエクスプローラーに乗っていない方々には、さらなる力を得たということで、エコブーストの威力がより伝わること請け合いである。

リアビューは、フロントの変化ほどには変わっていない印象もあり、正直わからないくらいだったのだが、実際にはテールランプの形状が変更されているという、。

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