更新日:2016.08.30
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/内藤 敬仁(Naito Takahito)
映画『60セカンズ』で世界中のマッスルカー・フリークを熱狂させた『エレノア』がついに日本でも販売される事になった。
このエレノアはカリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を構える『フュージョン・モーター・カンパニー(Fusion Luxury Motors & Fusion Motorsports)』が製作しているコンプリートカーで、同社とアジア圏での正規販売契約を結んだナインレコードが、『フュージョン・アジア』として日本への輸入&販売を行う。
フュージョンのエレノアは1967年型または1968年型のフォード マスタング ファストバックをベースに制作されるが、その完成度の高さ、美しさははお世辞抜きで「新車」並だ。
取材車両に搭載されていたのはROUSH製『427 IRN 8-STACK』で、最高出力550HP&最大トルク540FT/LBSを発揮する。エンジンに関してはスーパーチャージャー付ユニットも選択可能。
写真を見ていただければお分かりの通り、フュージョン・モーター・カンパニーの製作するエレノアは劇中車のデザインを忠実に再現しているのだが、フルオーダーで搭載されるエンジン、ミッション、足回りなどは全て著名メーカーの新品パーツが使われており、走行性能に関しては間違いなく本物以上。
コンプリートカー(=カスタムカー)でありながら保証付で販売されている事実を見ても、工業製品としてのクオリティに関して、同社が絶対の自信を持っている事が伺える。
また、エレノアというクルマは、そもそもがフィクションの産物であり、何を持って『本物』とするかは受取手しだいなのだが、フュージョン・モーター・カンパニーは、『バニシング in 60(60セカンズの元になった映画)を製作した巨匠ハリッキー監督のご遺族と正式なライセンス契約を結んでいるので、そういう意味では同社が製作する車両は『本物を超えるレプリカ』といった表現が適切かもしれない。
なお、今回撮影したエレノアはフュージョン・アジアがデモカーとして導入した日本上陸第一号車であり、現時点では非売品となっているのだが、これと全く同じ仕様の車両をオーダーする事も可能。
また、エンジンやミッションといった機関部のみならず、車両製作のオーダーに関しては様々な選択肢があるそうなので、興味のある方は同社に問い合わせてみるといいだろう。
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