更新日:2018.07.13
文/編集部 写真/内藤 敬仁(Naito Takahito)
映画『60セカンズ』で世界中のマッスルカー・フリークを熱狂させた『エレノア』が日本でも販売されている。改めて取材しまとめた。
このエレノアはカリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を構える『フュージョン・モーター・カンパニー(Fusion Luxury Motors & Fusion Motorsports)』が製作しているコンプリートカーで、同社とアジア圏での正規販売契約を結んだナインレコードがフュージョン・アジアとして日本への輸入を行うことになった。
このフュージョン・モーター・カンパニーが製作している究極のコンプリートカーは、60セカンズ公認エレノアであり、ボディカラー、エンジン、足回り、ミッション、インテリアなどはフルオーダー製のハンドメイド。その金額はベーシックモデルで約3200万円。最も高価なバージョンは約4000万円という究極のエレノアである。
写真を見ていただければお分かりの通り、フュージョン・モーター・カンパニーの製作するエレノアは劇中車のデザインを忠実に再現。さらにフルオーダーで搭載されるエンジン、ミッション、足回りなどは全て著名メーカーの新品パーツが使われており、走行性能に関しては間違いなく本物以上である。
コンプリートカー(=カスタムカー)でありながら保証付で販売されている事実を見ても、工業製品としてのクオリティに関して、同社が絶対の自信を持っていることが伺える。
日本第一号車で各種テストが行われていた。日本の道路事情でも全く問題なく走る。エレノアボディにパワフルなエンジンが搭載され、現代的な快適性も備えているのだからマニア垂涎の一台である。
また、エレノアというクルマは、そもそもがフィクションの産物であり、何を持って『本物』とするかは受け取り手次第なのだが、フュージョン・モーター・カンパニーは、『バニシング in 60(60セカンズの元になった映画)を製作した巨匠ハリッキー監督のご遺族と正式なライセンス契約を結んでいるので、そういう意味では同社が製作する車両は『本物を超えるレプリカ』といった表現が適切かもしれない。
なお、今回撮影したエレノアはフュージョン・アジアがデモカーとして導入した日本上陸第一号車であり、現時点では非売品となっているのだが、これと全く同じ仕様の車両をオーダーすることも可能。
この車両に搭載されているエンジンは、ROUSH製『427 IRN 8-STACK』で、最高出力550hp&最大トルク540lb-ftを発生させる。エンジンに関してはスーパーチャージャー付ユニットも選択可能ということで、エレノアボディ以外を自分の好みで仕上げるのも面白い。
細部を見てもわかるが、バッテリー関連の重量物をリアにまとめるなど、車両としての完成も高い。日本にてテストしている第一号車も、難なく日本の道路事情に適合しているという。
また、エンジンやミッションといった機関部のみならず、車両製作のオーダーに関しては様々な選択肢があるとのことで、興味のある方は同社に問い合わせてみるといいだろう。
それにしても、フェラーリ以上のプライスが付けられたエレノアのオーラが凄まじい。日本でも今、ヒストリックカー人気が高まり本場アメリカのハイテック車両を購入する方もいると聞くが、このエレノアもそうした方々の絶好の1台になるはずである。
搭載されているエンジンは、ROUSH製『427 IRN 8-STACK』で、最高出力550hp&最大トルク540lb-ftを発生させる。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES