更新日:2019.10.08
文/椙内洋輔 写真/フォードモーター
本国アメリカでのマスタングチューニングといえば、足を固め、スーパーチャージャー装着といった内容がほどんとだ。というか、GTベースで言えば定番メニューと言っていいだろう。
というのも、マスタングには純正で、よりレーシーなものが欲しければGT350が、それよりもパワフルな奴を求めるならGT500が待っている。だから、GTをチューニングする場合は、上記のモデルよりも安価な価格帯でパワフルに仕上がらないと意味がない。
となると、足とスーパーチャージャーというメニューが手っ取り早い、ということのなのだろう。
今回発表されたマスタングGTは、まさしくそれであり、ラウシュ製スーパーチャージャーで5リッターV8エンジンが700hpに達している。ノーマル状態で460hp、最大トルク420lb-ftを発生させたが、チューン後には700hp、最大トルク610lb-ftに進化しているのだからその効果は大きい。
くわえてマグナフローのキャットバックエキゾーストがV8サウンドをより刺激的に演出する。
同時に、足回りにはコイルオーバーサスペンション、ウィルウッドのパフォーマンスブレーキ、20インチのFifteen52 Podium-カスタムターボファン付きスーパーツーリングホイールを装着。
インテリアには、バケットシートにナスカースタイルのステアリング、6ポイントハーネス等、レーシーなパーツを散りばめ全体のトーンをまとめている。
上記のメカニカルパーツで固めたマスタングの外装にはレトロちっくなレタリングが施されている。
赤、黒、白を使ったカラーリングは、1966年のデイトナ24時間レースで競い合ったフォードGTにインスパイアされているというし、パフォーマンスフロントリップスポイラーとクオーターウインドーカバー、および大型リアスポイラーがレーシーな雰囲気の構築にかなり効いていると言えるだろう。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES