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「今」を支える復刻モノ VOL.1

トヨタ FJ クルーザー

時代に逆行した昔ながらの「箱っぽさ」

直立フロントウインドシールドガラス、サイドに大開口観音開きドアを採用した2ドアクーペのようなボディに、丸型ヘッドランプ、ホワイトルーフ、“TOYOTA”ロゴなどのアイテムを配し、個性的でモダンな意匠を表現しているが、ベースとなるデザインコンセプトは、昔ながらの箱っぽさなのだ。

更新日:2011.10.28

文/編集部 写真/内藤敬仁

道具っぽかった昔のクロカンSUVの再現

 スポーツカーのスタイリングは「いかにスピード感やパワフル感を醸し出すか」がテーマだ。だからノーズは空気を切り裂くように尖り、プロフィールはくさび型になる。
 一方でクロカンやSUVは、絶対的スピードでなく、荒地を走破するための、言わばアウトドアギアだ。つまり道具だから、道具としてのカタチが相応しい。そこで昔からこのジャンルのクルマたちは、各職種のプロが使うツールのように、シンプルで力強い格好にデザインされてきた。道具に余計な飾りはいらない。シンプルで造り易い形状が一番。そういうカタチのほうが、見るからに信頼できる。それと同じようにクロカンやSUVは四角く無骨だった。

 しかし、クロカンやSUVが荒地ではなく街中を闊歩する時代になるにつれ、デザインが変わってきた。もう道具としての印象は要らなくなった。SUVのデザインの方向性は四方八方に散乱した。洋の東西を問わず、自動車デザインの世界に入り込んできたアニメ世代はモチーフをロボットに求めて、ガンダム風SUVを作った。スポーティカーを売りにするメーカーや高級車を擁するブランドは、それらのクルマたちの目印になったデザインを取り込んでSUVを作った。かつての道具っぽさは、今は昔だ。

 だが、そういう状況を振り払うかのように、往年の雰囲気を持つSUVが03年のデトロイトショーに登場した。トヨタのFJクルーザーである。そのデザインは60年代に登場した第3世代のランクルの格好の再現を狙ったもの。単純な箱のカタチの組み合わせで、それは構築されている。実は材料は鉄ばかりでなく、樹脂も多用しているのに、鉄板をプレスで簡単に折り曲げて作ったような箱型なのだ。FJクルーザーは、単なるレトロではなく、そこから立ち上る印象や温度感まで、実に道具っぽかった昔のクロカンSUVを再現しようとしているのだ。
 そんなFJクルーザーが、日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞した。「個性的なスタイリング(見る)」「高い走行性能(操る)」「遊びに応える本物志向の装備(遊ぶ)」「自分好みにカスタマイズできるMy FJ(選ぶ)」を有した、遊び心満載のSUVというのが、受賞理由のひとつなのだが、中でも「生活スタイル」の提案という新たな価値感をユーザーに与えられることが最大のポイントであるようだ。

厚手のグローブを着けたまま操作できるヒーターコントロールダイヤルやインサイドハンドル、ドアグリップなど、実用性とデザイン的なインパクトを見事両立させている。

リアスタイルだけを眺めていると、本格派クロカンSUVの印象が漂う。だが、フロントマスクを見れば、そのキュートな出で立ちに、思わずかわいいと誰もが漏らすことだろう。

乗降性の良い大開口観音開きドア、水や汚れが気にならない撥水・防水シート表皮、ラバー調素材のフロア&デッキカーペットなど、活動フィールドが広がり、よりアクティブな生活が送れる。

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