更新日:2020.09.05
文/石山英次 写真/FCA
ついに登場したジープグランドワゴニアは、フルサイズボディのプレミアムSUV。ボディベースとなっているのは、ラム1500ピックアップ。
要するに、ライバルはキャデラックエスカレードでありナビゲーターであり、対外的にはレンジローバーという。しかもショートホイールベースとロングホイールベースが存在し、ショートホイールベースをワゴニア、ロングホイールベースをグランドワゴニアと呼ぶ。
いわゆるタホ、サバーバン的な関係性であり、エスカレードで言えば、エスカレードとエスカレードESVということになるのだろう。
さらに、あくまでコンセプトカーであるということで、正式な車両スペックは不明だが、搭載エンジンはプラグインハイブリッドだという。
だが、ラム1500がベースであるわけだから、ラム1500に搭載されている3.6リッターV6から5.7リッターV8、さらには6.2リッターV8スーパーチャージャーのヘルキャットエンジンまで搭載できる可能性は残されているから、正式発表時にはまた違った驚きが待っているかもしれない。
2022年モデルとして登場するときには、ボディ外版に旧ワゴニアのような木製パネルが装備されている可能性もなくはないし。
もしくはグランドワゴニアRといったハイパフォーマンスモデルにヘルキャットエンジンが搭載される可能性は十分に残されている。
さて、発表までわれわれが気になっていたい最大要件、すなわちボディデザインだが、新型は二つのアプローチで開発されたという。
ひとつがオリジナルに忠実な木製パネル等を使用したレトロスタイルバージョン。そしてもうひとつがジープSUVとして「現代のグランドワゴニア」をイメージして製作したもの。古典的グランドワゴニアの現代的なビジョンである。結果的には、後者を選択し製作されたのが、今回のコンセプトだった。
グランドワゴニアコンセプトは、オリジナルモデルから「贅沢さ」と「自由」という着想を得て、それらを現代的に解釈したものなのである。
古典的グランドワゴニアの現代的なビジョンによって生まれた新型モデル。旧モデルから「贅沢さ」と「自由」という着想を得てそれを新型に投影させている。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES