更新日:2021.01.09
文/石山英次 写真/フォードモーター
1966年に誕生し1996年に生産終了したフォードブロンコは、数年前から復活が期待されていた。そして約6年前フォードが復刻を予告し、2020年に新型モデルが発表された。そして2021年春、遂に発売が開始される。実際には、ブロンコスポーツから発売が開始され、ブロンコの登場はもう少し先になるという。だが、この2台は2021年の期待の星である。
2021年はフルサイズモデルとしてキャデラックエスカレードやシボレータホ、GMCユーコン等がフルモデルチェンジしているが、ミディアムクラスのSUVではこのブロンコのみ。
さて通算6代目となる新型ブロンコは、ブロンコ史上初のミッドサイズSUVとしてデビュー。4人乗りの2ドア仕様と5人乗りの4ドア仕様をラインナップし、1966年型ベースの丸目ヘッドライトを持つ本格派オフロードスタイルのSUV。ちなみに、4ドアモデルが用意されるのは史上初のこと。
驚異的な前後オーバーハングの短さが特徴のボディは、2ドアで全長×全幅×全高:4412×1928×1826ミリ、ホイールベース:2550ミリ、4ドアで全長×全幅×全高:4810×1928×1854ミリ、ホイールベース:2949ミリであり、同じフォードで言えばエクスプローラーよりひと回り小さいサイズ感。
ボディには伝統的なブルーオーバル(フォードのバッジ)が貼られることなく、3段階の脱着式ハードトップを備え、なんとドアまで脱着式である。
このボディに搭載されるエンジンは2種類。2.3リッター直4エコブーストターボで270hp、最大トルク310lb-ftを発生させるスタンダードエンジンと2.7リッターV6エコブーストツインターボで310hp、最大トルク400lb-ftを発生させる上位エンジン。
これに組み合わされるミッションも2種類。7速MTと10速ATであり、7速MTは2.3リッター直4エコブーストターボのみに搭載となり、10速ATは両エンジンともに搭載可能となっている(グレードにより搭載可否が変わりますので注意が必要)。
足回りはフロント独立懸架、リア5リンクという構成の4WD仕様。前後共にハイパフォーマンスオフロードスタビリティサスペンション+ビルシュタインのポジションセンシティブダンパー(グレードによる)を備え、地上高やサスペンショントラベル、アプローチアングルといったオフロード性能に最大限注力されている。
一方インテリアは、初代ブロンコをテーマにデザインされ、各種メーターやゲージ類の視認性が良く、使用されているマテリアルにはアウトドアを意識した素材を使用し、一部のモデルには水洗い可能なゴム引きの床が使用されているなど、本格派アウトドアマシンとしての機能性を持ち合わせている。
センターコンソールには標準の8インチタッチスクリーンの他、オプションで12インチモデルが備えられ、最新のインフォテインメントシステム「Sync 4」にも対応。
新型ブロンコには、6つのグレード(限定グレードを除き)に11色のボディカラー、さらには200種類にも及ぶオプション装備が用意されオリジナリティ溢れる仕様も可能となっている。
今年の春、もしくは初夏くらいには日本にも上陸する車両が見られるだろうか。スポーツ系のマスタングに続く、フォード復刻モデルとしての活躍に期待である。
■ボディサイズ※ミラーサイズ省く
・ブロンコ2ドア:全長×全幅×全高:4412×1928×1826ミリ ホイールベース:2550ミリ
・ブロンコ4ドア:全長×全幅×全高:4810×1928×1854ミリ ホイールベース:2949ミリ
■グレード
・BASE(ベース)
・BIG BEND(ビッグベンド)
・BLACK DIAMOND(ブラックダイヤモンド)
・OUTER BANKS(アウターバンクス)
・WILDTRAK(ワイルドトラック)
・BADLANDS(バッドランズ)
・First Edition(ファーストエディション)※3500台限定
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