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[試乗記]

V8搭載のラプターRが2020年にデビュー

2021 フォード F150 ラプター

王者は余裕のモデルチェンジでラムTRXを迎え撃つ

ラム1500TRXのデビュー間近に、フォードが放つモデルチェンジ。王者ラプターはV8搭載のラプターRでTRXを迎え撃つ。

更新日:2021.02.04

文/石山英次 写真/フォードモーター

後発の「ラプターR」はシェルビーGT500譲りの760hpエンジンか?

 フォードF-150ラプターは、オフロード走破性能に特化したF-150のスペシャルモデルとして2010年にデビュー。初代モデルはV8搭載だったが、2017年にデビューした二代目モデルでは、排気量を落としV6ツインターボエンジンとし、さらにボディの軽量化を施すことで、パフォーマンスを最大限アップさせた。

 それに当時新開発だった10速ATを組み合わせ、オンデマンド式の4WD制御にアップグレードされたFOXレーシング製ショック等、贅沢な装備を満載し、オンオフ問わず最高レベルの走りを提供したのである。

 懸案事項だった搭載エンジンは、3.5リッターV6ツインターボ。V8ではなくなったが450hpを発生させ、パフォーマンス的には初代を圧倒的に上回ったのである。ちなみにこのエンジンはかのスーパーカー、フォードGT直系のエンジンである。

 さてこのラプター、乗ると驚くほどよく走る。この巨体を、まるでミディアムクラスSUVのごとき軽々とした動きに封じ込めてしまうラプター開発陣には恐れ入る。というか、これまでアメ車に乗ってきて心底素晴らしいと思えたクルマが3台ほどあったが、ラプターはまさにその1台。

第三世代モデルとなる新型ラプター。デザインの基本線は旧モデル継承だが、サスペンションの進化が著しい。

 こればかりは、実際に乗ってみないと伝わらないと思うが、本当に素晴らしいし、本物とはこう言うものなのか、と唸らされる。

 で、このラプターの初代モデルがデビューしたのが2010年。そして2020年までの10年間はラプターの独壇場だった(ライバルを開発するのに10年かかったということ)。が、2021年ついに「打倒ラプター」を名乗るマシン・ラム1500TRXが登場する。

 このラム1500TRXは、前エントリーで紹介した通り、702hpを発生させるV8スーパーチャージャーエンジンを搭載している。このエンジンは、ヘルキャットエンジンであるから、FCAも気合十分である。

 もちろん、エンジンだけでなくフレーム&サスペンションも新開発されエンジンパワーに見合うだけの進化がもたらされているはずだし、普通に考えれば、V6ターボの450hpとV8スーパーチャージャーの702hpとではどれだけ差がつくのか? 少なくとも「ラムの圧勝では」という雰囲気が一気に充満していたわけである。

 そんな時に、フォードはラプターのモデルチェンジを実施した。2021年2月3日に発表された2021年型ラプターである。

2021年夏以降に登場し、ハイパフォーマンスモデル「ラプターR」は2022年に登場する予定だ。

 この第三世代となる新型ラプター。発表されたニューモデルの特徴は、37インチタイヤが装備でき、リアの5リンクサスペンションがリファインされ、いわゆるオフの性能がTRXを全て上回っているというもの。インテリア等ももちろん進化している。

 だが。搭載エンジンはリファインされたV6ツインターボであるという。正式な詳細は今夏発表ということで、V6ツインターボではなくV6エンジンになる可能性もあるという。

 というのは、新型ラプターには「ラプターR」が2022年に登場し、そちらにはV8エンジンが搭載されるというから。こちらも詳細は後日発表されるが、本国メディアで報道されている情報としては、シェルビーGT500のV8スーパーチャージャーエンジンが搭載されるとのもっぱらの噂。であれば、760hpであるから、TRXの702hpと真っ向勝負が可能だろう(結局のところ、チャレンジャーヘルキャット対シェルビーGT500の対決かよ)

 かつて411hpのV8ラプターに試乗し、450hpのV6ツインターボにも乗っているから、その凄まじさは体感しているが、それが700hp越えとなったらまさしくバケモノマシン。でもラプターだけはマジで凄いから、ラプターRは本当に注目の的となるだろう。ラプター&ラプターRの詳細は分かり次第報告する。

リアの5リンクサスペンションがリファインされ、オフの性能がTRXを全て上回っていると言われている。

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