新型ジープ・ラングラー、JLの日本デビューが間近に迫った現在でも、ジープ正規販売店では未だに現行JKジープ・ラングラー・アンリミテッドが売れ続けているという。しかも、聞くところによると、モデルチェンジ直前ならではの値引きなどもほとんどしていないというから驚きだ。
↓JKラングラーの現状については下記を参照
>>現行JKと新型JL、ラングラーを買うならどっちだ?
そんな根強い人気を誇るJKジープ・ラングラー・アンリミテッドをベースに、S&RT熊谷がJEEP前橋とコラボしてデモカーを製作したというので取材してきた。
ちなみに、S&RTというショップは、メーカーやジャンルを問わず、魅力的なアメ車を取り扱っているが、リニューアル前には長年に渡って『ジープ熊谷』として営業していたショップであり、また現在でも同グループに『ジープ前橋』が存在している。つまり、こと「ジープ」に関しては、S&RTはプロ中のプロなのである。
S&RT熊谷が製作したデモカーには『アーバン・スタイル(URBAN STYLE)』という名称が付けられている。
アーバン・スタイルというのは、自動車メーカーが特別限定モデルを販売する際にたまに使う名称で、直訳すれば「都市様式」or「都市風」。イメージ的には「都会的でスタイリッシュな」という感じになると思うのだが、今回S&RTが製作したデモカーも、足回りをリフトアップしているにも関わらず、オフロード的な泥臭い印象を与えない仕上がりとなっている。
ベースとなているのは2018年型ジープ・ラングラー・アンリミテッド・スポーツ。正規輸入の新車をベースにしているのだが、この辺りは系列店に正規ディーラーを有するS&RTといった感じである。
主なカスタムポイント&価格は以下の通り。
・ルビコンタイプボンネット:¥140,000
・ルビコンタイプ F バンパー:¥158,000
・ルビコンタイプ R バンパー:¥143,000
・ナンバーブラケット:¥8,640
・2インチアップコイル:¥48,000
・ランチョRS9000 ダンパー:¥16,800
・17インチ TR ホイール:¥32,000
エクステリアは同型モデルの別グレードのパーツを利用した流用系カスタム+定番のナンバープレートリロケート。足回りは2インチのチョイ上げサス+定番のランチョショック。ラングラーではあまり見かけない5本スポークのブラックホイールに定番のBFグッドリッチのマッドテレインという組み合わせは、いかにもジープ・ラングラーをよく知る人間がコーディネイトした「ライトカスタム」という印象を受ける。
このS&RTのデモカーの、「オリジナルの良さを殺さない範囲でグレードアップしてみました」といった感じの仕上がりには、まるで自動車メーカーが製作した特別限定モデルといった趣がある。そして、カスタム内容を理解した上で、改めて車両を眺めてみると、『アーバン・スタイル』という、この車両に与えられた名称の意味が見えてくるような気がする。
なお、S&RTのジープ・ラングラー・アンリミテッド・アーバン・スタイルは、S&RT熊谷及びジープ前橋で、車両販売時のオプション装備として設定されるほか、車両持ち込みによるカスタムも受け付けてくれるそうなので、これからJKラングラーの購入を考えている人はもちろん、既に車両をお持ちのオーナーさんも、興味がある人はぜひ同社に問い合わせてみてほしい。
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