FJクルーザーを筆頭に、レクサスの各モデルやシエナ、タンドラ&タコマのピックアップトラッキンなど、トヨタ系の逆輸入車の人気は最近益々高まりつつあるが、ここで紹介するセコイアもまた高い人気を誇るモデルである。
セコイアがデビューしたのは2000年。トヨタが世界に誇るランドクルーザーとフォーランナー(日本名・ハイラックスサーフ)の中間に位置するモデルとして登場した。セコイアのベースとなっているのはフルサイズ・ピックアップトラックのタンドラで、シャシー、エンジン(4.7リッターV8)、ミッション(4AT)などの根幹部品はタンドラと共用。ただし、リアの足回りにマルチリンク式サスペンションやディスクブレーキを採用するなど、タンドラよりも乗用車ライクな味付けが施されていた。グレードは『SR5』と『Limited』の2種類で、それぞれにFRと4WDが用意されていた。
セコイアはベースがタンドラなだけに、ボディサイズ的には上級モデルであるランドクルーザー100/200よりもさらに大きい。しかし、本格的なオフロード走行を前提に設計&生産されているランドクルーザーとは異なり、セコイアはピックアップトラックベースのライトデューティーなSUVという位置づけなので、重量に関しては一回り小さいランドクルーザーとほとんど変わらない。
この初代セコイアは、2005年に外観の変更やミッションの5AT化といったマイナーチェンジを受け2007年まで生産された。
2008年、タンドラのモデルチェンジに合わせ、セコイアもフルモデルチェンジを行った。タンドラをベースにリアの足回りを変更しSUVとする手法は初代と同様。エンジンについては4.7リッターV8(2010年より4.6リッターV8に変更)に加え待望の5.7リッターV8が新たにラインナップされた。
グレードについては『SR5』と『Limited』の中間に位置する『Premiam』と、最上級グレードの『Platinum』が新たに加わり、全4グレード構成となった。駆動方式については初代と同様にFRと4WDが用意されているので、2代目セコイアはエンジン2種類、駆動方式2種類、グレード4種類で、合計16種類の組み合わせから選択できるようになっている。
グレードによる装備の違いを細かく解説していくと、それだけで膨大な文章量になってしまうのでここでは割愛させていただくが、大きなところでは乗車人員が上げられる。最もベーシックなSR5とPremiamはセカンドシートがベンチタイプで8人乗り。最上級グレードであるPlatinumはセカンドシートがキャプテンタイプで7人乗り。中間グレードであるLimitedは8人乗りと7人乗りの両方が選択できるようになっている。また、タイヤ&ホイールはSR5とPremiamの標準は18インチだが、LimitedとPlatinumは20インチとなっている。
参考までに今回取材協力していただいたWHAコーポレーションの車両本体価格(2011年9月1日時点)を例にとると、5.7リッターV8+4WD車の場合で、SR5とPremiamの価格差が24万円、PremiamとLimitedの価格差が55万円、LimitedとPlatinumの価格差が70万円となっており、ベーシックなSR5と最上級グレードのPlatinumでは149万円もの価格差が付いている。同店によれば、セコイアの中で最も安価な4.6リッターV8+FRのSR5と最も高価な5.7リッターV8+4WDのPlatinumだと、車両本体価格だけで約200万円もの価格差があるとのこと。
同じセコイアでもベーシックモデルと最上級モデルでは装備や性能は全く異なるので、セコイアの購入を検討している方は事前に販売店にグレードや装備の違いをしっかりと確認した方がいいだろう。
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