キャデラックエスカレードは、洗練された美しさと技術力に裏付けられた「アート&サイエンス」をデザイン・コンセプトに、誰もが振り返る優雅なスタイルを実現している。
強靭なフレームに支えられた全長5155 mm、全幅2040mm、全高1945mmの堂々たるボディサイズ、キャデラックの特徴である大型フロントグリルや大径22インチクロームアルミホイールなど、まさにアメリカン・ラグジュアリーの象徴たる存在。
このキャデラックエスカレードが、今年5月からGMジャパンによる正規ラインナップとして、名を連ねることになった。今回導入される仕様は、標準モデルおよび上級モデルの「プラチナム」の2種。ともに3列シートの7人乗りだ。
「プラチナム」には、最高級アニリン仕上げのテハマレザーシートが装備され、上質で柔らかい手触りとともに、広大かつ快適な居住空間が提供されるという。またこの「プラチナム」には、オーバーヘッドリアシートエンターテインメントシステムが装備され、後席で映画やビデオ、ゲーム等を楽しむことができるほか、冷たい飲物、温かい飲物の両方を保持できるヒート&クールカップホルダーが装備される。これは、ヒート時60℃、クールは1.7℃の温度を保つことできるのが特徴。
一方、乗降時にドアの開閉に連動して自動的にステップが出ててくる、パワーリトラクダブルアシストステップが装備されており、ラグジュアリーカーらしいホスピタリティ配慮で満たされている。
このラグジュアリーSUVに搭載されるエンジンは、オールアルミ製6.2リッターV8OHVエンジン。可変バルブタイミング機構を備え、409psのパワーと57.4kg-mのトルクを発生させる。
一方で、軽負荷での走行時には8気筒を半分の4気筒にするアクティブ・フューエル・マネジメントシステムを備えている。これは一定の条件下ではV型4気筒エンジンとして燃費を抑え、またパワーが必要な場合には、スムーズかつ瞬時にV型8気筒に復帰するシステム。
このエンジンには、電子制御6段オートマチックによって駆動され、センターデフを介して前後アクスルに通常40:60の割合で配分されるという。
キャデラックエスカレードは、横転抑制機能付きスタビリトラックやABSと統合制御されるフルタイム4WDシステムによって、路面状況にかかわらず高い走行安定性を実現させている。さらに、サスペンションにはキャデラックが最初に実用化し、キャデラックCTS-Vにも採用されているマグネティック・ライドコントロールが装備されている。余談だが、このマグネティックライドは、最近フェラーリも開発に力を入れているというから面白い。
このマグネティックライドは、道路状況や走行状況を各種センサーがミリセカンド単位(1/1000秒)で検知し、磁性流体を封入したダンパーの減衰力を自動的に制御するシステムであり、減衰力の変化が瞬時に行われ、常にダンピングを適切にコントロールする優れものである。
これら走りの装備の他に、3列目の乗員まで保護するヘッドカーテンサイドエアバッグなど、最新の安全装備を備えているというキャデラックエスカレード。実際の走りはいかに?
■メーカー希望小売価格(消費税込価格)
・キャデラック エスカレード:849万円
・キャデラック エスカレード プラチナム:990万円
<主要諸元>
■エンジン
エンジン:V型8気筒OHV可変バルブタイミング&可変気筒システム付
排気量:6,153cc
最高出力:409ps/5700rpm
最大トルク:57.4kg-m/4300rpm
使用ガソリン:無鉛プレミアム(無鉛レギュラー使用可)
燃料タンク容量:98L
■走行・動力伝達装置
駆動方式:フルタイム4WD
変速機:6速オートマチック
ステアリング:ラック・ピニオン式
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン式/4リンクリジッド
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
■寸法・重量
全長×全幅×全高:5155×2040×1945mm
ホイールベース:2950mm
最小回転半径:5.8m
車両重量:2600kg
乗車定員:7名
タイヤサイズ:P285/45R22
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>> キャデラック エスカレード試乗vol.2 を見る
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