更新日:2012.03.16
文/椙内洋輔 写真/トヨタ自動車
トヨタが誇るオフロードSUVの雄、レクサスLX570。言わずと知れたランドクルーザーのレクサスバージョンだ。
この名実ともにトヨタのフラッグシップに君臨する(価格も)プレミアムSUVは、巷で見かけるランクルとはひと味違う! そう、最大の違いは、ずばりエンジン。タンドラ、セコイアなどと同じく380ps級の5.7リッターV8を搭載しており、日本でおなじみの4.7リッターや4.6リッターの設定はない(北米仕様では、トヨタ ランドクルーザーも同じく5.7リッターV8を搭載している)。これに組み合わせるトランスミッションは6ATのみ。
一方、駆動システムには先進のフルタイム4WDを採用しており、クロールコントロールやヒルスタートアシスト、トルセン式リミットスリップセンターデフ、オートレベリングサスペンションなどにより、オーバースペックともいえるほどの走破性能を実現している。
もちろん内外装はレクサス専用に作り替えられており、とくにインパネ周りなどは、トヨタ版とはひと味違うより力強く、高級感漂う造形に刷新されている。各部のトリムにもマホガニーウッドやレザーなど、上質な素材がふんだんに取り入れられている。
また装備も充実しており、4ゾーン独立調整のフルオートエアコンやパワーシート、アダブティブヘッドライトなどは標準装備。オーディオは9スピーカーがスタンダードだが、オプションで19基(!)のスピーカーからなるマークレビンソンのサラウンドサウンドシステムや、デュアルスクリーンのリアシート用エンターテイメントシステムも用意されている。
なお、今年2月にすでに2013年モデルが発表されており、大幅なフェイスリフトが実施されている。最新のレクサス車に共通のスピンドルグリルをはじめ、LEDドライビングライトなどで雰囲気が一新。20インチアルミホイールもデザインが改められている。
上記の豪華装備に、さらなるフェイスリフトを加えたことで、高級SUVの頂点として輝きを増すに違いない。