更新日:2015.02.05
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本国自動車メディアによる報道によれば、昨年2014年11月に開催されたセマショーに出展されたダッジバイパーACRコンセプトが、2016年モデルとして生産準備に動き出しているという。
バイパーは、ここ数年、生産中止の憂き目を阻止すべく様々な対策を行っているが、このACR登場は最後の矢とも言うべき秘策。このテコ入れによっては、いつどうなってもおかしくない状況といえる崖っぷちの状態なのだ。
というのも、一言、販売状況が芳しくないのである。旧型の生産中止から復活を果たした新型モデルだったが、エンジン、デザイン、速さにおいて旧型比で大きく変わらず、「バイパーとしての獰猛さが減った」との意見が大半であり、新規顧客の開拓には成功しているものの、旧型ファンからの買い替え需要が圧倒的に少ないのである。
実際、コルベットとの比較でも現状まったく勝負にならず、2015年で登場したコルベットZ06においては、レベルが違うとまったく歯が立たない状況である。
加えて世界的なスポーツカーやスーパーカーが格段に進歩してる中、中途半端な状況で現状維持をしているバイパーにとっては、かなりヤバイ状況と言えるのである。
ということで、一時の輝きを取り戻すためにACRを登場させることになったのかもしれないが、旧型ACRのように圧倒的なパフォーマンスを示すことができるのか?
一時はV10エンジンにスーパーチャージャー装着か、との報道もあったが…。とにかく世界中のバイパーファンが固唾を飲んで待ち望んでいるはずだ。
る
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