更新日:2023.08.16
文/田中享 写真/ゼネラルモーターズ
例えばダッジチャレンジャーは、チャージャーと共に生産終了となり「チャージャーデイトナSRTコンセプト」に生まれ変わるとアナウンスされている。
「チャージャーデイトナSRTコンセプト」とは、オールEVのマッスルカーと言われており、内燃機関モデルを生産終了しEVモデルへのシフトを意味している。
一方でキャデラックエスカレードは、現状、内燃機関モデルの生産終了は発表されていない。だからこのままいけばしばらくの間は内燃機関モデルとEVモデルの併売が期待される。
まだまだ先の話だろうが、正規ディーラーを有するだけにEVモデルの日本への輸入も期待されるのだ。
で、今回発表されたエスカレードのEVモデルは「エスカレードIQ」と呼ばれ、既に発表されているEV「リリック」「セレスティック」との関連性を持たせたネーミングとなっている。
EVとしてのスペック的な要素としては、「Ultium 24モジュールバッテリーパック」を搭載し、前後に1基ずつのモーターを組み合わせたツインモーターAWDにて750ps以上のパワーを生み出し、0-60mph加速を5秒以下でこなす。
ボディは、内燃機関のエスカレードよりも若干大きくなり、超豪華なインテリアを備えた(合計55インチのディスプレイ装備)ラグジュアリーな空間を設置。
それを支える足回りには、電子制御ダンパーとエアサスペンションを組み合わせ(ノーマル状態から25ミリアップ&50ミリダウンが可能)、ホイールは24インチ。くわえて4輪操舵ステアリングも採用されているから、ボディの大型化がなされているが最小回転半径は6メートルという。
さて、気になる航続可能距離であるが、1回のフル充電で約450マイル(724km)という。また充電機能であるが、現状最も速い充電形式である800ボルト急速充電を可能とし10分の充電時間で最大100マイル(160キロ)の航続距離を可能とするという。
ベンツやBMWといった欧州高級車メーカーは、今後日本向けの正規車両はすべてEVになると言われているらしいから、エスカレードIQが日本の道路を走る日が訪れる可能性も非常に高いと言えるのである。
283,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
3,553円
MAINTENANCE
6DEGREES