C5こそがコルベットのエポックメイキング
1997年にC5コルベットがデビューした際の衝撃は今でもよく憶えている。正直、見た目の第一印象はそれほどでもなかった。「C4と比べると柔らかいイメージ。ロー&ワイド感は強くなったかな。ちょっとFD(マツダ RX-7)に似てるかな?」という程度。とくに良いとも思わないけど、逆に悪いとも思わないという感じで、そもそもデザイン的な第一印象自体よく憶えていない。
逆に鮮明に憶えているのが、ステアリングを握って走り始めた際の衝撃。「なんだこれ?スムーズだし曲がるし止まるし、メッチャ速い!」と、想定外の速さと乗り易さにビックリした記憶がある。
コルベットはその後、2005年にC6が、今年2014年にC7が登場する事になるのだが、モデルチェンジ時の「変わった感」は後にも先にもC5が一番。C5からC6になった際にも、C6がC7になった際にも、明確な『進化』を感じたのは間違いないが、その進化の度合いはC4がC5になった際の『変革』とでも言うべき進化には遠く及ばない。
各所で絶賛されている現行C7コルベットは、間違いなく史上最強(最速)のコルベットだと思う。しかし、モータージャーナリストさん達が言ってるような「コルベットはC7で世界基準のスーパースポーツに生まれ変わった」というフレーズには少々異論を唱えたい。というのも、筆者的にはコルベットが生まれ変わったのはC5の時であり、その後のC6とC7はC5の正常進化版でしかないと思うからだ。
もちろんC5とC7では、その速さも完成度の高さも比べ物にならないのは確かだが、そこには17年という時間の隔たりがあるのを忘れてはならない。C5がデビューした当時、C5は既に世界レベルのスポーツカーだったし、それは当時のル・マン 24時間レースにおけるC5-Rの華々しい活躍や、富士スピードウェイにおけるノーマル車やチューニングカーのラップタイムを見れば一目瞭然。
さらに言えば、コルベットは先代のC6時代のZ06やZR1でも、量産車としては世界最速クラスの実力を持っていたし、何もC7になって突然速くなったわけではないのだ。
逆に鮮明に憶えているのが、ステアリングを握って走り始めた際の衝撃。「なんだこれ?スムーズだし曲がるし止まるし、メッチャ速い!」と、想定外の速さと乗り易さにビックリした記憶がある。
コルベットはその後、2005年にC6が、今年2014年にC7が登場する事になるのだが、モデルチェンジ時の「変わった感」は後にも先にもC5が一番。C5からC6になった際にも、C6がC7になった際にも、明確な『進化』を感じたのは間違いないが、その進化の度合いはC4がC5になった際の『変革』とでも言うべき進化には遠く及ばない。
各所で絶賛されている現行C7コルベットは、間違いなく史上最強(最速)のコルベットだと思う。しかし、モータージャーナリストさん達が言ってるような「コルベットはC7で世界基準のスーパースポーツに生まれ変わった」というフレーズには少々異論を唱えたい。というのも、筆者的にはコルベットが生まれ変わったのはC5の時であり、その後のC6とC7はC5の正常進化版でしかないと思うからだ。
もちろんC5とC7では、その速さも完成度の高さも比べ物にならないのは確かだが、そこには17年という時間の隔たりがあるのを忘れてはならない。C5がデビューした当時、C5は既に世界レベルのスポーツカーだったし、それは当時のル・マン 24時間レースにおけるC5-Rの華々しい活躍や、富士スピードウェイにおけるノーマル車やチューニングカーのラップタイムを見れば一目瞭然。
さらに言えば、コルベットは先代のC6時代のZ06やZR1でも、量産車としては世界最速クラスの実力を持っていたし、何もC7になって突然速くなったわけではないのだ。