更新日:2023.10.16
文/田中享 写真/ゼネラルモーターズ
コルベット最強のNAエンジンを搭載したZ06がデビューし、続いてe-Rayと呼ばれるハイブリッドモデルのデビューがもうじき始まるC8コルベット。
そして。最終的なフルEVモデルが控えていると当初考えていたが、どうやらそれは間違いのようだ。
なんとZR−1の開発が今まさに行われている!
ということはフルEVモデルのデビュー前にもう一台、最強パフォーマンスを持ったC8コルベットが登場することになりそうだ。
▲ZR−1のテスト風景。
ZR−1に搭載されるエンジンは、Z06に搭載されている5.5リッターV8(670hp)をベースにツインターボ化し、850hpを発生させると予想されている。
ちなみに、最終モデルとして登場予定のフルEVモデルはZORAと呼ばれ、1000hpが期待されている。
さて、ダッジチャレンジャーやシボレーカマロ等が軒並み生産終了となっている今、なぜコルベットだけパワフルなハイパフォーマンスモデルを登場させることができるのか?
これは世界中、特にアメリカ国内において様々な排ガスや騒音規制が行われ、2024年や2026年といった年代に大きな節目を迎えるのが一つ。
V8エンジンのみのモデルラインナップを持つ車種は、上記規制によりV8エンジン自体の存在がなくなる可能性が大である。
で、チャレンジャーはこれに対応するすることができなかった、もしくはメーカーが、対応するよりも新しいEVモデルを登場させることにシフトした、ということである(ザックリ言えば)。
一方、コルベットは2020年にデビューした時点でハイブリッドやEVモデルを視野に入れ開発されているし、上記の排ガス&騒音規制にも、ハイブリッドモデルがあることで対応可能。
余談だが、USトヨタがタンドラ&タコマにてハイブリッドモデルを用意しているのも、そうしたアメリカ基準の規制対応によるものである。くわえて今後フォードマスタングにもハイブリッドモデルが登場すると言われているのも、そうした理由によるものである。
ということで、アメ車から純V8エンジンがなくなっていく中で、コルベットだけは今後も圧倒的なパフォーマンスを見せてくれる。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES