更新日:2011.11.18
文/石山英次(Ishiyama Eiji) 写真/ゼネラルモータース
もうこれまでに何度も紹介しているから耳にタコかもしれませんが、キャデラックの新フラッグシップ・XTSが発表されましたね。
ですが、これまで詳細がわからなかったし、ましてやV8エンジン搭載が当たり前と思っていただけに、スペックを聞いて驚きました。
XTSは、現行DTSとSTSの後継であり、キャデラックの新型フラッグシップサルーンに位置づけられる存在。ライバルは、メルセデスでありBMWでありアウディであり、ミッドサイズからフルサイズにかけてのサルーン市場をカバーするモデルということで、まさかV6エンジンを引き下げて登場するとは思っても見なかった。
スペックをまとめると、全長5131×全幅1851×全高1501mm、ホイールベース2837mmで、搭載エンジンが3.6リッターV6直噴エンジン。このエンジンは、300ps/6800rpm、最大トルク36.5kg-m/5300rpmを発生させ、6速ATで駆動させるという。そして駆動方式はFFとAWDとなる。
単純な自分は、キャデラックのフラッグシップ=大排気量V8と疑いもしなかったが、実際にはV8エンジンの設定はなく、V6エンジンのみでいくという。
果たしてこの戦略がどうでるか?
2、3年後にV8エンジン追加とかならないですかね~?
けど、もしこれが成功すれば、おそらくGMのラインナップに激震が起こるでしょうね。前から囁かれているカマロのV6、FF化計画、なんてのも再び発動されるかもしれませんし。
6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンで580psを発生させるモンスターカマロを発売するかと思えば、一方でV6をメインにキャデラックのフラッグシップを発表する…。一部では、次期新型コルベットC7もダウンサイジングか、といわれているだけに、これから数年で、新世代GMの方向性が見えるかもしれないですね。
だからこそ、じゃないですが、いま手持ちのV8愛機があるならば、大切にした方がいいですよ。
330,000円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
283,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋