更新日:2011.11.17
文/石山英次(Ishiyama Eiji) 写真/
セマショーが終わり、ロサンゼルスショーが開幕。いろいろな新車情報などが目白押しだが、一方でそれぞれのショーにおける目新しさがない、と嘆く方も多いという。
セマショーにおける目立ったベース車
・シボレーカマロ
・フォードF150
・ジープラングラー
ロサンゼルスショーに登場する新型車
・シボレーカマロZL1
・キャデラックXTS
・シボレースパーク
・2013フォードマスタング
・フォードエスケープ
・リンカーン
・ビュイック
etc
そんな中で個人的に気に入ったのが、右記の3台。すべてコンセプトカーだが、そのうち市販される感じの強いもの。しかもそのコンセプトがこれまでのカスタムの常套手段と何も変わらない古臭い感じ。
・オレンジカラーの新型デュランゴ
往年のマッスルカーのカラースキームを用いた1台
・ダッジチャレンジャーACR
バイパーACRのイメージをチャレンジャーに登用したもの
・ダッジ ラム392
6.4リッターV8エンジンを搭載したラムトラック
上記の3台のコンセプトカーは、これまでにも他車で行われていた要素をそのまま転用したようなもの。正直、出る前からショーモデルとして予想の範疇にあるモデル。
だが、なぜだか知らないが実際に目にしてみると、一番ほっとするモデル。日本人的にも「アメ車=マッスル=モパー=チャレンジャー」なる図式が、脳裏に刷り込まれているのではないか? とマジで思う。
それにクライスラー側も、そういった人々のファン心理みたいなものを上手く利用して、まだまだ「マッスル」という過去の遺産でつないでいく気が強いような気がしてならない。つまり過去の遺産の掘り返しね。
本来なら、そういった過去の遺産で生きていくと、そのうち枯渇しますよ~といいたいところだが、なぜだかダッジだけは、まぁいいか、となってしまうから不思議である。
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