更新日:2013.02.17
文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ
ゼネラルモーターズは、6.2リッターV8エンジンを搭載した高性能スポーツセダン「シボレーSS」を発表した。
「シボレーSS」は、「シボレー カプリス」やオーストラリアの「ホールデン コモドール」などにも使われる後輪駆動用のプラットフォームに、C6コルベットでおなじみの「LS3」6.2リッターV8エンジンを搭載したものだ。
このエンジンは最高出力415hp、最大トルク415lb-ftを発生させる。ファイナルレシオ3.27の6ATとの組み合わで、0-60マイル加速は約5秒という俊足を誇る!
なお、この6速ATはステアリング裏に装着されたタップシフトのパドルで操作可能である。
このパワーを受け止めるために、前マクファーソンストラット/後マルチリンクの足まわりも強化。ブレーキは、355mmのベンチレーテッドディスクと4ポッドの2ピースキャリパーを組み合わせたブレンボ製、鍛造のアルミホイールに巻かれるタイヤは前245/40ZR19、後275/35ZR19サイズのブリヂストン製となっている。
ボディについても、リアデッキリッドやボンネットフードなどにアルミニウムを使用することで、50対50の理想的な前後重量配分とスチール使用比で約30%の軽量化を実現。先述の足まわりとも相まって、優れたフットワークに貢献しているのである。
このシボレーSSは、レースカーがすでに発表されており、近日中にデイトナインターナショナルスピードウエイにてNASCARデビューが予定されている。
シボレーカマロや新型コルベットなど、FRベースのパフォーマンスモデルを次々に発表し、またその出来映えが素晴らしくもある現代のGM車において、遂に復活するV8パフォーマンスセダン。その実力ももはや疑う余地はないのである。
近年、矢継ぎ早にニューモデルをリリースしてくるGMは、もはや完全復活といっても過言ではない状態だろう。あとは実物のデザインや雰囲気がどんな感じなのか? 実車を早く見てみたい。
GM系でいえば、キャデラックCTSやATSなどの完成度の高さがあるだけに、そういった技術的なフィードバックがあれば、このSSはかなり期待できる存在になるはずだ。
全長×全幅×全高:4968×1899×1490ミリ
ホイールベース:2916ミリ
エンジン:6.2リッターV8
最高出力:415hp/5900rpm
最大トルク415lb-ft/4600rpm
ミッション:6速AT/タップシフト
タイヤサイズ:F:245/40R19R:275/35R19
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES