更新日:2015.03.23
文/椙内洋輔 写真/ジープ
ジープは、毎年恒例になっているジープファンのイベントに出展するためのコンセプトモデルを発表した。このイベントは今年で49回目となる伝統的なイベントであり、現地時間2015年3月28日に米国ユタ州のモアブで行われるイベント「49th Moab Easter Jeep Safari」である。
今回発表されたコンセプトモデルは7台。ベースは現在発売されているジープ各種のモデルたちであり、ラングラー×4台、チェロキー、グランドチェロキー、レネゲードとなる。
個人的に一番の興味を引いたのがトップ画像に使用しているホワイト&ブルーのラングラーベースのコンセプト「Jeep Chief」。1970年代のチェロキーチーフにインスピレーションを得たモデルということで、インテリアには米国西海岸のサーファースタイルを組み合わせたコンセプトカーとなっている。
世界的には懐古主義というのは「後ろ向き」ということで最近では非難の対象となるようだが、ことアメ車に関して言えばいまだに懐古主義的なスタイルは称賛が得られるだけに、圧倒的な支持を得ているという。個人的にも、悪路を走破しないラングラーを的確に、かつ魅力的に彩っていると思うし、かつての名車の雰囲気をも蘇らせているだけに、実際に販売すれば売れること間違いなと思うのだが。
一方、伝説的なミリタリージープのインスピレーションによって製作された「Jeep Staff Car」にアフリカのサハラ砂漠での走行を想定した「Jeep Wrangler Africa」、そして遠隔地での緊急事態に対応する装備を搭載した「Jeep Wrangler Red Rock Responder」は、いわゆるジープラングラーのイメージをより一層深めた悪路系のコンセプトとなる。
グランドチェロキーをベースとしたコンセプトモデルは、オフロードレースとキャンプのために仕立てられた「Jeep Grand Cherokee Overlander」で、これらのモデルはコンセプトというよりは、実際に活用できそうな身近なモデルであり、レネゲードとチェロキーベースのコンセプトにおいてもジープパフォーマンスパーツのパーツを組み込んだカスタムカーとしてより身近に感じられるモデルとなっている。
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