TEST RIDE

[試乗記]

バイパー・カスタム・プロジェクト

ダッジ バイパー SRT-10

DODGE VIPER SRT-10

バイパーをバイパーらしく走らせるためには、それなりの技量とアクセルを踏み続ける根性が必要になるが(笑)、そんなバイパーを、さらにもうワンランクもツーランクも引き上げようとするオーナーもいるようなんです。それって一体どんなクルマになるのでしょうか? まずは試乗編ということで、ノーマル状態をチェックしてみます。

更新日:2011.06.17

文/編集部 写真/小関一尚

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 03-5661-3836 [ホームページ]

日本で一番バイパーに接している担当者としての興味

 バイパーだけを辿ればすでに8度ほど、さらにラムSRT-10などのV10経験をも含めれば14度を超える、日本一V10エンジンに触れている担当者としては「09年型のバイパーSRT-10」と言われても、今はそんなに驚かない。2ヶ月ほど前にラムトラックとフェラーリV12の試乗比較を行ってからは、正直どんなクルマでも「へぇ〜」程度で終えてしまう。
 だが、今回のバイパーにはちょっとした裏がある。それはカスタム前の確認試乗というネタつき。つまり、ノーマルでも600HPを超えるモンスターを、さらに過激に仕上げるというから興味は尽きない。ちなみに、カスタムプロジェクトの目指すところは「レーシング・バイパー」という。そのおかげか(?)へダースとマフラーがすでに交換されており、尋常じゃない爆音サウンドが響いている。このサウンドに合わせたボディ、サスペンションの造り込みがいかなるものか、乞うご期待だ!

※ちなみに下記の写真は、旧GTSをベースに製作した同社の作品。あまりのド迫力にスーパーカーオーナーさえ平伏したという。V10 8リッターエンジンは400HPオーバーを誇るが、コイツは550HPまでパワーアップ。

 「フェラーリ360やディアブロですら追いつかないという事前の報告は、大袈裟ではなく、事実である。だが、そのパフォーマンスを発揮するためには、乗り手も覚悟してアクセルを踏まなければならない。なんせ2駆の500psオーバー。グリップを失えばどうなるか? だが、ジェットコースターよろしく、ズ太いトルクにモノを言わせてズバーッと走るこのバイパーの速さには、人々を狂わせるだけの麻薬のような魅力がある」……。

 上記は当時の筆者の感想。こんなようなマシンが、09年型SRT-10ベースで造られるというのだから、末恐ろしいマシンになること間違いない!

もはや見慣れた感のある(笑)8.4リッターV10エンジン。すでに何度も乗っているが、まだ「全開」だけは一度も体感していないので、600HPがどんな物かは、文字で表現できないのが残念。それでも尋常ではない雰囲気だけは毎回感じている。

ヘダースを社外品に換え、効率のアップを図っている。これによりノーマル時にはなかったピックアップの軽快感が俄然上昇した。ちなみに、交換時にはエンジンを一度リフトアップして作業しているとのこと。難易度高し。

今回改めて分かったことは、シフトはクイック操作が可能だが、ガチっとブチ込むような力が必要。手首でコクっとはいかない、ある意味、男のクルマである!

現状でもエンジンの軽さを感じる

 過去何度かの試乗により(?)、かなり気楽な試乗である。街中をくぐり抜け、空いた国道目指してゆっくりと走る。残念ながらバイパーV10のもてる力の20%にも満たない速度で。ただこのクルマ、すでにへダースとマフラーが交換済みということで、明らかにエンジンフィールが違う。そしてサウンドも。正直アイドリング状態ではうるさ過ぎ! とも言わんばかりの爆音にはまだまだ体が慣れない。けど走らせると多少は良くなるし、快音への序章は味わえる。そしてエンジンが軽いことにも気付く。へダース交換により多少の低速トルクが犠牲になっているかもしれないが、もとのトルクが凄まじいからか、不足などは微塵も感じず、それでいて明らかに抜けの良さを感じるだけに、「踏んでみたい」との衝動に何度も駆られるのだ。だが踏めない。その理由は過去に何度も書いているからお分かりいただけるだろう(過去記事を読む)
 時間にして約1時間。撮影も兼ねての試乗だったから、それこそ触れた程度ともいえるショボイものかもしれないが、それでも潜在能力は十分体感できるし認識できる。
 今後果たしてどうなるのか? この状態でも恐怖を感じさせる600HPのマシンがどこまで進化するのか? 興味は尽きない。次回は完成型の試乗をお届けしたい。ご期待あれ!


毎度のことながら、圧迫されまくりの室内。雰囲気、伝わるでしょうか?


へダースとマフラーを換えています。どこまで伝わるか微妙ですが、爆音により近隣住民から人々が集まりました(泣)

この試乗後にそれぞれのパーツが各部に組み込まれることになっている。前、後、サイドにエアロ、そしてサスペンションにホイール等。ノーマルでも十分な迫力だが、さらなる変化によってどのように生まれ変わるのであろうか?

かつてル・マンに登場していた頃のようなレーシング・バイパーがひとつのテーマだという。だがカッコだけのレーシングではなく、実力を伴ったマシンに仕上げるというから非常に楽しみである。

オーナーさんの所属しているクラブ仲間にはランボルギーニ乗りがいるとのことで、スーパーカー乗りにもアピールできるほどのマシンが誕生するはず。現状でも爆音マフラーから凄まじいサウンドが響く!

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