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HPPにて製作したワンオフマフラーでさらなるモアパワー

チャレンジャー デーモンのワンオフマフラー製作

「音」は二の次でひたすら「パワーアップ」のみを追求

ひたすらパワーアップを追求したマフラーを製作するHPPにて、チャレンジャーデーモンのマフラー交換を取材した。

更新日:2020.02.12

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎 / HPP

取材協力/HPP  TEL  [ホームページ]
     LUXZ (車両協力) TEL  [ホームページ]

マフラー交換の目的は様々あれど…

 たとえばマフラーをワンオフで製作したいと考える方たちには以下のようなオーナーさんが多いのではないか。

<例>
・マフラーを交換したいけど、社外品の設定がない。もしくは絶版車となり純正品もなくなった
・今ついているマフラーの音量や音質が好みでない
・今ついているマフラーの形が好みでない
・パワーが欲しい
・他にない圧倒的な個性が欲しい(レース用の爆音仕様とか)

 筆者的には、マフラーといえば「音」。だからマフラー交換、ワンオフマフラー製作と聞くと自然と「サウンド効果」を求めた自分仕様の製作だと勝手に考えていたのである。

 だが、HPPでのマフラー製作とは、筆者の考えとは全く異なる100%性能重視、すなわち「パワーアップ」のみを考えた製作を行っている。

コチラはノーマルデーモンに装着されていたマフラー。これを見てどう捉えるかは人それぞれだが、個人的には840hpのパフォーマンスカーに相応しいモデルとは思えなかった。

逆にこのレベルで840hpが出るのなら、ワンオフ製作でより一段と抵抗を減らしてやれば、モアパワーへ繋がるとも考えられる。

中間パイプの取り回しというか、干渉、抵抗があることに驚く。これが量産車の現実ということなのだろう。

右のノーマルマフラーをご覧のようなワンオフモデルを製作し交換している。見た目の違いは一目瞭然だが、性能も段違いに。

ひたすらパワーアップを追求した製作

 聞けば、「音」は二の次で、なにより「パワーアップ」優先であり、パワーアップを求めたマフラーを製作する過程において「重低音サウンド」になるのはデフォルトであり、音の追求は一切していないという。

 逆に、これまでに「音」を求められたユーザーさんはおらず、あくまで「パワーアップ」のみの製作を行ってきたという経緯もあり、今後もその製作方法に変わりはないとも。

 すなわち、「音」に関して言えば、ひたすら「パワーアップ」を求めたマフラー製作をする結果に過ぎない、ということだった。

 ということで、逆に興味がわき、ワンオフマフラー交換の装着前後をみせてもらった。

 ベースとなるのは、2018年型ダッジチャレンジャーSRTデーモン。840hpを発生させるチャレンジャーの限定車。それをベースにさらなるモアパワーを求めマフラー交換を実施するという。で、写真を見てもらえば分かるが、激変である。

ノーマルマフラー状態のリアスタイル。この見た目に慣れてはいるし、マフラーにはあまり目が行かないようになっている。

コチラはワンオフマフラーを製作したリアスタイル。変化は一目瞭然だろう。

HPPにて製作されたマフラーは、見た目が美しく、パイプ径も明らかに太い。またパイプの曲げ加工の見事さ。どの部分を見ても均一な加工状態が見て取れる。

ノーマル比で径が太くなり、各部の抵抗が減っているから排気効率が確実に上がり、その結果パワーアップに繋がっている。それにしも見事なマフラーである。

目的に向けてマフラーを交換する意味は確実にある

 それにしてもノーマルデーモンに装着されていたマフラーって、正直言ってしょぼい(笑)。

 ハッキリ言って、「よくこれで840hp出るな」と思えてしまうほど作りが重視されていないように感じる(ここはあくまで筆者の感想)。まあでもこれが市販車の現実ということでもあるのだろう。

 一方、HPPにて製作されたワンオフマフラーは、まず見た目が素晴らしいほど美しい。しかもパイプ径も明らかに太い。さらにパイプの曲げ加工の見事さ。どの部分を見ても均一な加工状態が見て取れる。それでいてノーマルマフラーが収まっていたスペースにきっちり収まっている。

 製作マフラーは、ノーマルと比べ明らかに径が太くなっていることで排気効率が確実に上がっているだろうし、また各部の抵抗となる湾曲部分の加工を精密に行うことで、これまた抵抗を減らし排気効率を上げている。すなわち、パワーアップに繋がるという理屈である。

 それに伴う音も、間違いなく野太くなっており、明らかにサウンドの変化も見て取れる。

 聞けば、「とにかく抵抗を減らすことを念頭に製作しています」というから、装着後のワンオフ品を見ればそれも一目瞭然だ。

 HPPでは、マフラー交換に関して、まずは使用目的を聞いた上で市販品の提案から始めるという。「市販品でも良品はたくさんありますよ」ということで、ユーザーさんの目的に合致する市販品をアドバイス&使用するというのである。

 で、市販品を越えるモノを求める場合にはワンオフ品の製作、というような手順を踏むという。

 ちなみに、HPPの長池氏は国産車チューニングにも造形が深く、自身の愛車(コルベットZ06)にもアメリカ製、日本製を問わず、目的に合致する良品を使用するというポリシーの持ち主。

 だからこそ、マフラーに関しても目的に合致する市販品があればそれを紹介するし、ワンオフでしか満たし得ない希望があれば、それに見合うマフラーを製作するということである。

 で、今回は「デーモンのさらなるパワーアップ」という目的を満たすためのワンオフマフラーとなったわけである。

 たとえば、パワーアップという目的を考えたとき、マフラーというのはその目的を達成させるための一部のパーツに過ぎない(もちろん、マフラーのみでの結果も体感可能ではあるが)。

 だが、総合的な機能アップを果たす上では一部のパーツに過ぎないが、それでもその一部のパーツが性能を発揮しなければ、目的の達成はおろか、逆にパワーダウンなどの副作用を起こすことすら考えられる。

 だからこそ、HPPのようなトータルでチューニングを語れる、そしてそれを実践できるショップにまずは相談すべき、と思うのである。

マフラー製作後にはパワーチェックを行い目的の達成度合いを確認している。パワーアップに関して、製作、作業、確認までをすべて自社でこなせるのがHPP。

 ※なお、マフラー製作におけるパワーアップとは、何馬力アップ用というのではなく、車両の使い方を考えながら、「ピークパワー重視」もしくはピークパワーというよりは「中間トルクを重視」といった使用目的を考慮した設計によりパイプ径やレイアウトを考え、対応していくことになる。

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