アメ車で言うところのスーパーなマシンといえば、最近ではヘルキャットと誰もが思うかもしれない。707hpだ。一方でZ06は650hp。
アメリカ本国ではこの両車のゼロヨン競争動画が公開され、ヘルキャットが僅差で勝利したと聞いた方も多いはずだから、「やっぱりヘルキャットだな」と思っているに違いないが、実際にはどうか?
静止状態からの爆発的加速力はパワーこそ命なので、ヘルキャットが707hpを発生させている以上、ゼロヨン加速においては圧倒的に優勢だろう。だが、ステージを変え、例えばクローズドコースといった曲がりくねった道でラップを重ねる走りをすれば、恐らくヘルキャットは、Z06についていくことはできない。車重2000kgを越えるヘルキャットが1598kgのZ06についていくには物理的に無理なのだ(最初の1周はついていくだろうが…)。
だからこそ、この2台を比較することになんら意味はなく、アメリカンマッスル代表のヘルキャット、アメリカンスポーツ代表のZ06として決して交わることのない「両雄」として評価されるべき存在なのである。
搭載されるLT4と呼ばれるV8エンジンは、6.2L V8 OHV+スーパーチャージャーで650hp、最大トルク650lb-ftを発生させる。コンパクトなスーパーチャージャーが装備され、車重や重心位置へ
余談がすぎたが、このZ06が遂に日本にやってくる。日本におけるコルベットの歴史を切り開いたショップ、ファイヤーボールズによって直輸入されたのだ。しかも8速AT搭載車。今現在、正規ディーラー車で売られているのは7速MTのみということで、あえてAT仕様をいち早く日本に持ち込んだのである。
というのも、今や世界中で巻き起こっているAT論争において、新たに搭載されたGM製8速ATこそ世界に誇れるATだからである。
GMが新たに自社開発したそれは、スポーツカーに搭載すべく開発されたスペシャルな変速がもたらされるATであり、そのシフトレスポンスはポルシェ911のデュアルクラッチ・トランスミッションよりも素速いという。ちなみに今現在世界中のスーパーカーに搭載されているATは基本デュアルクラッチ仕様であり、フェラーリもランボルギーニもマクラーレンもポルシェにおいてもそれである。
だがGMが開発したATは、時代の最先端(?)を行くデュアルクラッチ仕様ではなく、トルコンATである。くわえて優れたパフォーマンスと燃費効率を備えており、もの自体も軽量かつコンパクトという、画期的なミッションなのである。
さすがはコルベット。同じスポーツカーというセグメントでも、ライバルの後追いをせず我が道を行くそのポリシーに敬服する。
GMが自社開発した8速ATは、軽量コンパクトな設計ながら100kg-mまでのトルクに対応する最新のミッションであり、0-60マイル加速はなんと2.95秒。7速MTの3.2秒を上回る変速を示す。
ちなみにひとつ説明すると、各メーカーがこぞって開発しているデュアルクラッチ・トランスミッションは、たしかにスポーツシフトとして最速の変速フィールを与えてくれるのだが、のんびり走りたい時はじつは鬱陶しかったりする。だがコルベットに搭載される8速ATは、トルコンATだから普通に走るときは普通のATである。で、スポーツ走行するときは、例のパドル操作で一瞬にして変速するという、まさに夢のATとなる。
だからこそ、あえて世界の最先端スポーツカーとして他国のスーパーカーたちと同じ土俵で勝負するらなば、8速ATこそが望まれるべきなのである。
Z06に関しては、いまさら語るべきものはほとんどないが(過去に語り尽くしてきたので)、車重1598kgに650hpというスペックだけで、かつすでに何度も試乗して知っているC7コルベットの性能から想像するだけで、超バケモノ・マシン的な予測は容易につく。
ちなみに、ベースとなるC7自体も能力的にはかなりスーパーであり、乗ればシャシーの頑強さに驚き、重心が低くFR車にしてはトラクションが良く、シャシー剛性が高いからフロントの操舵感がリニアで回頭性が良く、回頭してからのグリップも高いから安心感があり、サスペンションアームが長くてストロークがあり、剛性が高いからこそタイヤの接地面の変化が少なくかなりフラットな状態でコーナリング性能が楽しめる驚くべきアメ車である。
最後に、コルベット専門店として老舗的な存在のファイヤーボールズにおいては、新車中古車におけるコルベットのノウハウは正規ディーラー以上のものがあり、すでに数多くのC7コルベットを世に送り出しているだけあって、Z06におけるアフターサービスにおいても何ら不安は感じさせないのは当然の話である。
かつ、ファイヤーボールズは「ASDN」というアメリカンスポーツカーのネットワークにも属しているだけあって、購入後のカスタマイズの楽しさも教えてくれる。
ディーラー車よりもひと足以上早く日本の道を走る8速AT車に期待せずにはいられない。
少なくともアメ車という枠の中では、性能および造り込みにおいてどんなアメ車も絶対に敵わない領域に達したC7。そのC7の最上級グレード・Z06は世界屈指のスーパーFRである。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES