更新日:2011.04.26
文/ 写真/クライスラー
2011年1月のデトロイトモーターショーでデビューした最新型300Cをベースに、SRT8はさらにパワフルに進化して登場した。V型8気筒HEMIユニットは、排気量を6.4リッターへアップし、最大出力は465ps、最大トルクは64.3kg-mを獲得している。
先代300CにもSRT8はラインナップされていた。5.7リットルから6.1リットルに排気量を拡大したV型8気筒ガソリン「HEMI」ユニットを搭載し、最大出力431ps、最大トルク58kg-mを発生させたのだ。つまり新型は、先代比で34ps、6.3kg-m力強くなった計算である。
パフォーマンスは刺激的で、0‐96km/h加速は4秒台、最高速は282km/hに到達するという。もちろんパワーアップに対応して、サスペンションやブレーキは強化されている。内外装はノーマルの300Cとは異なり、スポーティさが強調されたものとなっている。旧型モデルで賛否両論あったインテリアに関しては、使用されるマテリアルから見直され、高級車に相応しい上質な室内空間を演出しているという。
この新型300C SRT8は、全米のクライスラーディーラーで2011年6月以降に発売される。同社は「クライスラーの歴史において、最もパワフルでハンドリング性能の高いセダン」と説明している。
ちなみにこの新型300Cにおいては、日本において賛否両論あり、特にエクステリアデザインに対して失望感を表すファンやユーザーが後を絶たない。旧型のあのドスの利いたスタイリングは、アメ車の株を上げた逸品と言われ、ここ数年続いた懐古主義的なアメリカンマッスルのデザインとは一線を介した「奇跡の1台」との称賛の声が絶えなかった。それだけに、今回のモデルチェンジに対する期待感が強く、「いくら性能があがっても…、あの顔じゃ」との反動の声がかなり多いのだ。
果たして、この声に負けないくらいの性能向上で、多くのファンを振り向かせることができるだろうか? チャージャーSRT-8、グラチェロSRT-8とは違う逆風の中(?)、多くのユーザーを獲得することができるのか? 非常に興味深いところではあるのだが…。
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