更新日:2016.02.10
文/椙内洋輔 写真/ゼネラル・モーターズ
たとえば「Z28」、「LT1」、「ZL1」といったコードネームほどのステータス性はまだ得てはいないが、覚えていたほうがいいコードネームがある。それが「1LE」である。
1LEとは、1988年のサードカマロ時に設定されていたオプションコードを再現したものであり、2010年に登場した5代目カマロの2013年モデルから再び設定され、V8搭載のSS、しかもMTモデルにしか装備されなかったのである。
いわゆるハイパフォーマンスオプションとして設定された1LEは、サーキットを主戦場とする走り向けの装備を多数装備しており、基本足回りを中心とした走りの質と外装関係の雰囲気を高めることを主眼としていたために、搭載されるエンジンはSSオリジナルに準じたのである。
そのために、ノーマルカマロではちょっと物足りない印象を抱いている方にはもってこいの1台であり、しかもZL1やZ28のような仰々しさ(マニアっぽさ)はなく、「分かる人には分かる」的な雰囲気に人気が集まったのである。
そんな1LEが、新たにモデルチェンジした新型カマロにも設定されるという。本国GMが発表したのである。しかも、この代からV8だけでなくV6にも搭載可能となり、幅広いモデルで1LEが普及することになったのである(とはいえ旧1LE同様MTモデルのみに設定)。
装備的には、基本、旧1LEを踏襲する部分が多く、サーキットも楽しめる足回り&外装パーツが中心となる。お決まりのマットブラックのフードにフロントスプリッターに20インチホイール(前245/40、後275/35)にグッドイヤーイーグルスーパーカーG2タイヤ、そしてそれらを収める足回りにも、モノチューブダンパーやスタビライザー等のスポーツチューンドサスが入るという。
一方インテリアは、フラットボトムのステアリングにショートシフター等が中心となる。
1LEには、ストラットタワーブレイスにハイキャパシティフューエルポンプやミッションオイルクーラーや3.91ファイナルレシオ等の装備も旧1LE同様に装備される。
これまで以上に磨かれた走りを持つ新型カマロだが、この1LEによってさらに一段と走りが楽しくなるのは間違いない。
<2017 シボレーカマロSS 1LE (CHEVROLET CAMARO)>
■ベースプライス:本国価格3万1700~4万2500 ドル(est)
■搭載モデル:3.6L DOHC V6(335hp/284lb-ft)
:6.2L OHV V8(455hp/455lb-ft)
■トランスミッション:6MTのみ
283,800円
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