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伝説のホモロゲモデルが現行モデルにて登場

2017 ダッジチャレンジャーT/A (DODGE CHALLENGER T/A)

過去と同様に一年限りの限定車となるか?

1970年に登場したレースホモロゲーションモデル、チャレンジャーT/Aが現代版チャレンジャーで蘇る。その詳細を報告しよう。

更新日:2016.09.05

文/編集部 写真/FCA

T/Aとはレース用ホモロゲーションモデル

 1970年に登場したダッジチャレンジャーは、その年のSCCAが主催していたチャンピオンシップレース、通称トランザムレースへのワークス参戦を決めていた。

 このSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)主催のレースは当時、マスタングやカマロといったマッスル市場の販売成績に大きな影響をもたらしており、マスタングやカマロ追撃の挑戦者として登場したチャレンジャーもその恩恵を受けるべく、シリーズワークス参戦を余儀なくされたわけである。

 で、そのレース用ホモロゲーションモデルとして誕生したのがチャレンジャーT/Aだった(T/AとはまさしくTrans America)。

 搭載されたエンジンは、340キュービックインチのV8に3基の2バレルキャブレターで290hp、最大トルク340lbft(実際のレースには排気量制限がありディチューンエンジンが搭載された)。トランスミッションはMTとATが用意されMTに装備されたピストルグリップが有名である。

サテンブラックのボンネットフードとフードピンが純正装備されており、ルーフやリアデッキリッド、ホイールもブラックで統一されている。

現行モデル全般でフードピンが純正装備されている市販車って、ありましたっけ?

T/Aサイドラインがボディに貼られている。全体的にブラック系の装飾でまとめられている。

1970年に登場したチャレンジャーT/A。搭載されたエンジンは、340キュービックインチのV8。ボディには専用のFRPフードにボディストライプ、サイドエキゾーストが特徴だった。

現行モデルのT/Aはホモロゲではなくバリエーション

 またボディには専用のFRPフードにボディストライプ、サイドエキゾーストが特徴だった。

 なおこのT/A、レース成績は最高位で3位という実績のみで当初の目論見通りにはいかず、ワークス参戦も初年度のみの一年だけだった。というわけでこのT/A、一年のみの限定車両ということで、今となっては伝説のマシンとして語られることが多いわけである。

 ダッジは先日、2017年モデルとしてダッジチャレンジャーT/Aの登場を発表した。ベースとなるグレードは、R/Tの5.7リッターV8とSRT392の6.4リッターV8HEMIから選択可能であり、可能な限り過去のT/Aを彷彿とさせるデザインと装備で満たされている(392ベースのみ「T/A392」と表記される)。

 この新T/Aには、サテンブラックのボンネットフードとフードピンが純正装備されており、ルーフやリアデッキリッドもブラックで統一されている。もちろんサイドストライプもブラックである。また標準よりも1インチ大きいモパー製20インチホイールもブラックで統一されている。

搭載されるエンジンは5.7リッターV8とSRT392の6.4リッターV8の2種類からチョイス可能。基本的なスペックは他モデルと同一。

ヘルキャットに採用されていた円錐系のコニカルエアスクープがT/Aにも採用されているのは嬉しい。

基本的なデザイン変更はないが、T/Aバッジがリアスポイラーに貼られている。

旧T/Aのような専用FRP製フードは採用されていないが、ヘッドライト位置にあるコニカルエアスクープが新たなエア導入口になっている。

現行モデル固有の装備が満載

 一方ヘルキャットに装備されていたヘッドライト横のエアスクープがT/Aにも採用されており、アクティブエキゾーストシステムと同様に吸排気系にチューンが施されている。とはいえパワー数値に変化はないが、固有の装備として嬉しい限りではある。

 なおT/A392は、392ベースのサスペンションやホイール、ブレンボブレーキで構成されているなかにT/Aパーツが装着されている。

 それにしてもダッジというかクライスラーというかフィアットというべきか、商売上手であるな~。次々とラインナップを増やしモデルチェンジを遅らせつつも魅力は絶やさずに、を実践している。まあチャレンジャー自体の歴史的インパクトの強さもあるのだろう、過去たった5年程度の存在だったにもかかわらず今だに与えるその影響力は凄まじい。

 そろそろ現行モデルのモデルチェンジが囁かれるなか、この先果たしてどんなモデルがラインナップの加わるのだろうか。それともこのT/Aが最後になるのだろうか。

 伝説のT/Aは、一年限りの限定モデルとなってしまっていたが、この新T/Aも同様に一年限りの限定モデルとなるのだろうか?

インテリア等に大きな変更はないが、ホワイトメーターが採用される。

シート表皮にはT/A刺繍が施される。

ベースとなるボディカラーによって印象が異なるT/A。編集部的にはR/TベースならMTで、392ベースならATで乗るのがいいのではないかと考えている。

旧T/Aは一年きりの販売だっが、新T/Aは果たしてどうなるのだろうか?

チャージャーにはデイトナモデルが登場

 同じく2017年に登場するチャージャーデイトナ。フードやリアフェンダーにアクセントを加えるグラフィックはサテンブラックで、ルーフも同じくブラックだ。

 チャレンジャーと同様に、デイトナのベースは5.7リッターV8モデルと、6.4リッターV8ベースの「デイトナ 392」となる。

 1969年型のチャージャーデイトナが装備していた、あの巨大なリアウイングは付いていないが、グラフィックにて一目瞭然。現行チャージャーは比較的大人しい印象だったが、デイトナの登場が起爆剤になるかもしれない。

原色カラーの使用で、マッスルカー的な雰囲気が一気に高まる。

こうやって2台並ぶと過去の遺産の大きさに気づくだろう。

マッスルカーはやはり原色カラーがマストでしょうかね。

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