更新日:2011.06.28
文/編集部 写真/トヨタ自動車
2008年モデルとして誕生したUS TOYOTA専売モデルの2代目セコイアは、大幅なモデルチェンジを受けて登場した。マーケット的にはエスカレードやナビゲーターといった高級SUVたちに真っ向勝負を挑むモデルとなる。
このクルマをひと言で語るなら、とにかく豪華。あえて後発としたセコイアには、他のライバルたちの評価が下された後にユーザーが求める機能をもれなく装備した感がある。例えるならエスカレードとナビゲーターのそれぞれに欲しかった機能が一つになった感じ。
最高級グレードであるPLATINUMには専用ボディカラーおよびインテリアカラーが用意され、セカンドシートは左右独立のキャプテンシートが採用される。このセカンドシートはこれまでのアメ車には無かった前後スライド機能まで備わり、クラストップのレッグスペースを確保できる。
またサードシートは6対4の分割式ベンチシートで、スイッチ一つで床下に電動格納し、広大なフルフラットラゲッジスペースが出現する。バックドアのリアガラスがパワーウインドーとなっている点もこのクルマならではの機能の一つだ。ドリンクホルダーをはじめとする日本人にとって必要不可欠な収納スペースが数多く備わる点も、アメリカ生まれとはいえ、さすがはTOYOTAのトップSUVである。
ベースは先代と同じくフルサイズピックアップのタンドラであり、エクステリアに関してはタンドラ同様に押し出し感の強いフロントマスクとなっており、先代以上の迫力が特徴。この点においては「洗練」に軸足を置くエスカレード、ナビゲーター以上のモノと断言できる。グレードは「SR5」「Limited」「Platinum」とがあり、駆動方式に関してはいずれもFRと4WDが選択可能である。なお、搭載エンジンは4.6L DOHC 32-valve i-FORCE V8 310hpと5.7L DOHC 32-valve i-FORCE V8 381hpの2機種となり、ともに6速ATとの組み合わせとなる。
インフィニティ系のモデルにはデザイン的な魅力や洗練性がかなりあるが(そこが外車らしい)、US TOYOTA系のクルマはいわゆる「THE TOYOTA」そのもの。逆にそこを魅力、安心感として捕らえるならば格好の1台となるだろう。
フロントマスクの迫力は業界随一。またそれに伴ってボディも俄然大きく見える。だからか、大型トレーラーハウスを牽引してもまったく役不足を感じない。
室内クオリティは、国産のトヨタ車に通じるもの。というかトヨタ車そのものだ。
セカンドシートはこれまでなかった前後スライド機能つき。
全長:5210mm×全幅:2030mm×全高:1960mm ホイールベース:3098mm 乗車定員:7~8人エンジン:V8 DOHC 32-valve i-FORCE V8 排気量:5700cc 最高出力:381hp/5600rpm 最大トルク: 55.4kg-m/3600rpm トランスミッション:6AT
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES
35,530円
EXTERIOR
6DEGREES
8,151円
MAINTENANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES