タイガーオートのカスタマイズコンセプトは、ノーマル状態と変わらぬ快適性をベースにしながら使い勝手を高め、オーナーの行動範囲を広げることにある。たとえば、小柄な女性がラングラーを運転するときにアクセルペダルに足が届かないといった不満に対して、アクセルペダル位置を手前に移動させるアクセルブラケットを提案したり、ミラーに映る視界を広げるためのブルーワイドミラーや乗降時の快適性を向上させるグラブハンドル、そして極めつけが背もたれの角度が立ち気味のリアシートの角度を変えさせるリクライニングキット。
聞けばどれも「なるほどね」と案外普通の言葉が返ってきそうだが、実際に装着してみると激震が走るくらい効き目のあるパーツである。いわゆるラングラーのアクの強さというか、外車的なちょっとしたクセというか、国産車ほど便利ではないが外車に乗るなら従わざるを得ないような特有の個性を、それに慣れろと従うのではなく、あえて手を入れることにより快適な空間にするためのパーツを作りを実践しているのである。
一方で道なき道を行くジープならではの走行性能をより高めたり、オフスタイルを好むカタチから入るユーザーを満足させるためにリフトアップを行ったりするために、減衰力調整機能付きのオリジナルショック等のハードなパーツの製作も行っている。
そういった硬軟含めたあらゆるパーツを新車時に装着しているタイガーパッケージは、そういう心遣いあるショップが作っただけに車検対応かつディーラーにて整備可能である。
しかも、タイガーオート自体が、そのグループ企業にクライスラージープ所沢を所有しているだけあって、ディーラーならではの質の高い整備は当たり前として、たとえばリフトアップする際に少なからずある対策ポイントを怠らずに施工し、タイガーオートならではのノウハウとディーラーとしての質を併せ持つ精密な作業によってオーナーの満足感を高めている。
聞けば、市販パーツを組み合わせればタイガーパッケージを模倣することは簡単であるという。実際にそういったショップもあるというが、これまでのノウハウを加味した対策作業を怠った車両が多く、そういったオーナーたちの駆け込み寺にもなっているというから驚いてしまう。
「たとえばリフトアップすればメーター内にESPのランプが付くのでテスターにてリセットしないといけないですし、同時にABSセンサーのコードの取り回しを変えてやるとか、細かいことですけど、後々効いてくる事がいくつもあるんです」という。
すなわち、ディーラーであるからこそテスターを所有し、タイガーオートとして過去いくつものカスタマイズを行ってきたノウハウこそが生きてくるわけである。
タイガーオートは、今年創立30周年を迎える老舗中の老舗である。だが、老舗といわれるお店によくありがちな敷居の高さは微塵も感じさせず、ジープ好きの裾野を広げるための魅力を伝える努力を怠らない。で、そのうちのひとつがタイガーパッケージであり、レンタカーサービスであったりするわけである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES