TEST RIDE

[試乗記]

6.4リッターV8NAエンジンの「392」の人気が急上昇

2015 ダッジチャレンジャー SRT 392

R/Tからの乗り換え組も続々と!

最新のレッドアイにも興味津々だが、実際にはそういった最新車両には1000万円を超える金額が必要になる。だから中古車に目を向ける。今や二万キロ走行以内の車両が600万円程度で購入可能なのである。

更新日:2019.06.20

文/吉田昌宏 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

「392」への乗り換えが多くなっている

 ダッジチャレンジャーは、いまだ人気継続中であり、さらには欧州車ファンや国産車ファンをも新たに取り込み、緩やかだが、右肩上がりの人気を示し続けている。

 くわえて、次期チャレンジャーは2021年まで登場しないというからまだまだ現行モデルが売れるだろうし、逆にユーザーにしてみれば、まだまだ今のに乗れる。

 それに、今からでも現行モデルを買うことを、しかも長期ローンを組んで購入したとしても決して損はしない。

 ということで、今からでも決して遅くはないチャレンジャー購入だが、できれば上を目指したモデルを購入したい。「上」とは、理想的なモデルという意味。で、その最右翼が392である。

 ここ最近の話では、かつてR/Tユーザーだった方々からの乗り換えが続いている。5.7リッターV8から6.4リッターV8へ。乗るとやはり「全然違う」といい、モデルチェンジしない分、チャレンジャーからチャレンジャーへの乗り換えも、今実際に行われているのである。

 くわえて、R/Tといえども、下取り金額が良いらしく、そういった好条件が乗り換えユーザーを刺激しているという。

一世を風靡したこのデザインは復刻モデルと称されているが、このデザインはもはや現代でも定番として通用してしまうほど魅力的。何ならあと10年以上このまま生産が続いても誰も文句は言わないだろう。

チャレンジャーは2015年にマイナーチェンジを受けている。71年型チャレンジャーをベースにしたグリルに様変わり。同時にリアテールも71年モデルをベースとしたデザインに変更されている。

アメ車の大パワーは過給器頼りにもかかわらず

 で、そんな392とは、6.4リッターV8エンジン搭載車のことである。6.4リッターV8エンジンとは、6.2リッター+スーパーチャージャーで武装したヘルキャットに続くチャレンジャーのハイパフォーマンスユニットであり、カマロやマスタングにはない6リッター越えの大排気量NAエンジンのことである。

 今やパワーを重視すれば、アメ車といえども、スーパーチャージャーやターボといった過給器に頼るエンジンが主流となってしまっているが、アメ車らしい大排気量の醍醐味を余すことなく味わうなら、是非とも大排気量のNAエンジンを味わいたい。

 個人的には、過去に8リッター超えのバイパーを何度も試乗しているが、あの、何とも言えぬフィーリングはアメ車以外では味わえない。392は、それに次ぐ絶好のフィールを持っている。

 しかも、こだわればMTで乗ることだってできるのである。もちろん8速ATでも十分な魅力を備えているから、MTで乗ることを強制しているわけではないのだが、世界中からMTが絶滅していっているなかで、唯一アメリカのみと言ってもいいほど珍しい存在となったMTモデル。しかもスーパーチャージャーで武装したハイパフォーマンスユニットが多いアメリカンV8のなかで唯一のNAモデルをMTで操れるわけだから、選ばない手はない(今回はATだったが)。

搭載されるエンジンは、6.4リッターV8ヘミ。485hp、最大トルク475lb-ftを発生させる。500hpオーバーマシンが当たり前の世にあってはさほど衝撃を受けないかもしれないが、実際に乗ると息の長い気持ちよい加速感が味わえる。まさに大排気量NAエンジンの醍醐味だ。

20インチのフォージドホイールに6ポッドのブレンボブレーキ、そしてビルシュタインのパフォーマンスサスペンションが奢られる。

今やこのエンジンは、SUVのデュランゴやグラチェロにも搭載され、最速のSUVとして爆発的な人気を博している。なお、このボディカラーのサブライムグリーンは2015年では限定カラーだった。

軽く流しても、攻めた走りをしても柔軟に応えてくれるから、日常的にも使用できるし、休日の友としても活躍してくれる。個人的には毎日の足として都内を走りたい。

原色のカラーリングがよく似合う

 スーパーチャージャー装着車からは決して得ることことのできない、あのカミソリのようなフィールは6.4リッターV8NAエンジンならではと言えるだろう。

 ちなみに、現在の世界的潮流となっているダウンサイジングモデルを揶揄するつもりはまったくない。

 2リッターや2.3リッターモデルでも十分スポーティなアメ車を作り出すことはいまや当たり前となっているし、ベンツやBMWなんて大型サルーンにさえ2リッター直4モデルを搭載する時代である。

 ただし、「あえてアメ車に乗る」という高い意識というか根性(とお金)があるならば、あえてバカ高い税金のかかるガスガズラーを買おうという気概があるわけで、そういう方々には、やはりあえての大排気量モデルがマストではないか、と思うのである。

 そんな思いをもって試乗したのが392の8速ATである。そしてボディカラーはサブライムグリーン。ブラックのボンネットフードを備えた往年のモデル仕様。しかも走行距離が8500キロ未満。

洗練されたコックピットは、ドライバー側に向けられたセンターコンソールを含め、すべてにおいて満足感が高い。

2015年モデルから搭載された8速ATは、小刻みに変速し思うがままの加速が得られるようになっている。想像以上に洗練されている。

パドル操作も可能であり、実際に使用すれば街中でも十分にスポーティな走りが体感できる。

パワー数値とか速さとか、そういったスペック的なものを除外して乗っても非常に刺激的。あえて現代的なアメ車乗るなら、大排気量をぜひ味わってほしい。

程度良好な中古車が並んでいるBCD

 聞けば、2015年以前の初期型のチャレンジャーでは、白、黒、オレンジといった定番のボディカラーが多く輸入されていたこともありブラックのチャレンジャーがよく売れたが(当時の傾向としてはアメ車は白か黒というボディカラーの風潮があったという)、2015年以降のモデルでは、逆にカラフルなボディカラーの方がよく売れるという。

 ちなみに、このサブライムグリーンは、2015年では限定カラーだった。

 やはり、マッスルカーを意識すればするほど、プラムクレイジーやサブライムグリーン、またはB5ブルー、それにレッド、イエロー、くわえて最近ではデストロイヤーグレーといった現代的なカラーリングがウケており、特にサブライムグリーンは常に反響が多い車両と言われている。

 ということで、6.4リッターV8エンジンを搭載し、さらに人気のサブライムグリーンのチャレンジャーこそ、今もっとも人気の高い、もしくは買うべき一台と思うのである。

 ちなみに、いわずもがなだが、走りは楽しいし、触れれば必ずや欲しくなる。個人的には今回の仕様が一番の好みだが、人によってはストライプを入れたり、フェンダー付近にサイドラインを入れたりと、購入後のカスタマイズの楽しみもあるだろう。

 それにしても、いつも見てもチャレンジャーは古さを感じさせず物欲を刺激してくれる。さらにBCDに並ぶ車両はどれも中古であるにもかかわらず輝いてる。適価な中古車を求めるなら、一度BCDの在庫車を覗いた方がいい。実車をみればこの原稿の意味を分かっていただけるだろうから。

このメーター回りの雰囲気やデザインがドライバーを刺激する。是非一度味わってほしい。

ブラックレザーとスエードインサートの専用シート。バケットタイプでホールド性が非常に高い。

深く沈みこんだ着座位置であるから、各部の視認性はあまり良くないが、バックモニター等のハイテク装備によってスムーズな移動が可能である。

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