ダッジチャレンジャーの魅力とは、1970年代の黄金比をそのまま残したスクエアなボディデザインに他ならない。それは15年間(2008年〜2023年まで)基本骨格を変えずに生産終了まで売れ行きを伸ばした異例の存在でもあり、一般的なモデルチェンジの周期を完全に無視した独自性たっぷりの存在であった。
すなわち、流行を追わなかったからこそ何年経っても古臭くなることなく、新車時よりも生産終了後の今、世界中で神格化され価値が高まっている稀有な存在=クラシックの風格さえ持つ。それでいてアウトローのカッコ良さが詰まっている。
この、止まっているだけでストーリーを感じさせるエモーショナルな造形は、二度と再現できない存在だからこそ、ガソリンエンジン時代の奇跡の遺産として、今後さらに価値が高まっていくことが予想される。

▲2022年型チャレンジャー R/Tスキャットパック シェイカーのBCD認定中古車。走行約1.1万キロの個体。

▲ガンメタリックカラーのボディにシェイカーフードがよく似合う。
また、ライバルであるマスタングやカマロが時代とともに欧州スポーツカーのような洗練されたハンドリング重視へと進化していったなか、チャレンジャーだけは頑なに大排気量V8、直線重視、レトロスタイル etc といった伝統的なマッスルカースタイルを貫いていった。
その象徴的な出来事がニュルのテスト。マスタングやカマロがハンドリングを高め、世界一難コースと言われるニュルブルクリンクサーキットのラップタイムを競うなか、チャレンジャーだけはドラッグレースばりの直線タイムを詰めることだけに集中していた etc
このブレない姿勢が、ファンの間でダッジというブランドへの熱狂的な忠誠心を生む原動力となっている。そして2015年に登場した707馬力のヘルキャットを世に送り出す(世界中で話題になった)ことによって、ダッジ=チャレンジャー=最強パワーといったブランドとしての象徴性が決定的なものになった。

▲搭載される6.4リッターV8エンジンは485hpを発生させる。

▲シェイカーお決まりのステッカー。

▲ボンネットフードから黒いインテークを突き出したそのデザインは、クラシカルかつ悪魔的な魅力を発揮する。
ちなみに、マスタング、カマロ、チャレンジャーのなかで、全米で一番売れたのはマスタングである。具体的には2010年代はマスタングが1位を独走、カマロが2位、チャレンジャーが最下位であった。
が、2018年にはチャレンジャーがカマロを抜き2位に浮上し、2021年から2022年においてはチャレンジャーがマスタングを抜き初の全米首位を記録している。この全米売上1位という奇跡の下克上を果たした理由こそが、上記のブレない姿勢にあった。
<2022年:全米販売台数>
・チャレンジャー:約5万5000台
・マスタング:約4万7500台
・カマロ:約2万4500台
チャレンジャーに関しては生産終了前の駆け込み需要もあったのだろうが、15年間基本骨格を変えずに貫いたマッスルカー魂、そして「もう二度と手に入らなくなる」という危機感が、「買わなければ一生後悔する」という猛烈な駆け込み需要をもたらしたと言われている。

▲純正サイズのホイールはコンディション良好。奥にブレンボブレーキが鎮座する。

▲ドライバー側に向いたインテリアデザインがMTモデルには一段とよくマッチしている。

▲MTモデルだけにタコメーターの針の動きをダイレクトに感じることができる。
そんなチャレンジャーの中古車である。2022年型R/Tスキャットパックシェイカーの走行約1.1万キロのBCD認定中古車。
最高出力485馬力を発生する6.4リッターV8を積むR/Tスキャットパック。トランスミッションは今や絶滅危惧種である6速MT。このスキャットパック、素晴らしいコンディションを維持しているのが一目でわかる。そして6速MTが6.4リッターV8の威力をさらに高める。
例えば8速ATの場合、アクセルを踏んでから加速するまでに、わずかながらの間が一瞬ある。しかしMTはクラッチを繋いだ瞬間、1ミリの遅れもなくダイレクトにパワーがリアタイヤへ突き刺さる。
右足の親指のわずかな動きが、そのままエンジンの咆哮と加速に直結する。このクルマと神経が直結したダイレクトな感覚は、MTでしか得られない。大排気量NAの乾いた咆哮を、自らの手でシフトチェンジして操るこの仕様こそ、大人のリアルマッスルと言えるのではないか。そして6.4リッターV8を最大限解き放つのではないか。

▲6.4リッターV8エンジンを6速MTで思う存分楽しむことができる。

▲クラッチは想像以上に扱いやすく、日常的な使用でも全く問題ないレベル。

▲ホールド性の高いシート。コンディションも想像以上に良い。

▲今現在、BCDには5台のチャレンジャーしか在庫がないという。「早い者勝ちですよね」と言わしめるほど、程度良好の車両から売れていっているというから、狙っている方は急いだ方がいい。
利便性だけを見れば、そして単純な速さだけで言えば、ATの方が優秀かもしれない。だが、運転しているという実感においては、6速MTの右に出るものはない。くわえてそれがチャレンジャーであるならば、右手シフトでアメ車の歴史を動かしているようなものであり、唯一無二の経験と言えるだろう。
BCDスタッフ曰く「生産終了から3年が経ち、日本国内でも状態の良い個体は確実に減り始めています。特にMT車はもともとの数が少ないだけに、出会い自体が非常に少ないです。くわえて1万キロ走行という距離の少なさや全体的な程度の良さも併せ持つ個体は、今や仕入れしたいと思ってもできるものではありません。そのくらいレアな個体です」
この個体にはシェイカーフードが装備されている。それによって1970年代の黄金期へ一気にタイムスリップする=ボンネットフードから黒いインテークを突き出したそのデザインは、クラシカルかつ悪魔的な魅力を放ち現代版チャレンジャーに別格のオーラを与えてくれる。
そんなデザイン的魅力に溢れた、そして6速MTというレアな、くわえてBCD認定中古車という恵まれた中古個体は、日本全国を探してもそう簡単には見つからないだろう。

▲シェイカーフードが装備されていることによって1970年代の黄金期へ一気にタイムスリップする。これぞアメ車のデザイン魔力と言えるだろう。
110,000円
EXTERIOR
ガレージダイバン
110,000円
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ANNIVERSARY(株式会社ARK)
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