TEST RIDE

[試乗記]

V8エンジンが載る希少性の高いマッスルセダン

2016 ダッジ チャージャー R/Tスキャットパック

利便性を維持しつつ最強のV8サウンドを響かせる逸材

更新日:2026.04.24

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

4ドアで味わうV8マッスルカーの咆哮

 2008年にデビューした現代版ダッジチャレンジャーは最初から昔の復刻版を目指していたが、2005年にデビューしていたチャージャーに関して言えば車名だけの流用で、自由な発想でデザインされていた。往年のチャージャーは2ドアクーペだったが、実際に登場した現代版チャージャーは4ドアセダンだったからだ。

 とはいえ、事実上チャレンジャーとチャージャーは兄弟車ということで、搭載されるパワートレインやシャシーは同じだから、パフォーマンス面で劣るということはほとんどなく、考え方によってはチャレンジャーの4ドア版と考えてもおかしくはない。希少性の高いマッスルセダンと言える。

 ちなみにチャージャーの「コークボトル・シェイプ」と呼ばれる抑揚のあるボディラインは、最新の直線基調なデザインよりも「派手で攻撃的」と感じるファンが多くいるという。

 ということで、例えば今、あなたがダッジチャレンジャーに乗っているとする。で、数年楽しんだ後に家族構成に変化があった場合、「チャレンジャーではキツイ。SUVやバンに乗り換えるか」となった場合、どうする?

▲2016年型ダッジ チャージャー R/TスキャットパックのBCD認定中古車。

▲走行4.2万キロの個体で深みのあるシルバーのボディカラーが特徴。

 そんな場合にもオススメなのがダッジチャージャーである。もちろん初めてのアメ車としても超オススメであるし、何と言っても希少価値が抜群に高いから乗って損はない。

 何よりパワートレインがチャレンジャーとほぼ同一であるから、走らせれば「あの音」がするし、ハンドリングもチャレンジャー比マイナス10%くらいのレベルに保たれているから十分に楽しい。

 それでいて、チャレンジャーほど街中に流通していなのも個人的にはそそられる。チャレンジャーとチャージャーが両方買えるというなら、筆者は間違いなくチャージャーを選ぶ。

 余談だが、アメリカのドラマの中で警察&SWATの車両としてチャージャーをよく見かけるが、そう言った見た目からの憧れも強い。

 ダッジチャレンジャーは、ボディ形状がスポーツクーペであるから着座位置が低く、ボディ室内の囲まれ感とともに、ドライバーは乗る時点からある種のスポーツ走行を覚悟している部分がある。

 だが、チャージャーはいわゆる4ドアセダン。まず乗り降りが楽だし、室内空間もチャレンジャーより開放感を感じるし、着座位置も若干高く着座姿勢も快適であるから、そういう意味では気楽に乗れる。

▲搭載されるエンジンは、6.4リッターV8ヘミで485hp、最大トルク475lb-ftを発生させる。大排気量V8エンジン等歳のマッスルセダンだけに希少価値が確実に高まるだろう。

▲非常に良好なコンデョションのインテリア。マッスルセダンらしいアクティブな印象を与えてくれる。

▲8速ATが組み合わされる。

 それでいてV8サウンドが響き、ハンドリングもスポーティでV8パワーを存分に発揮出来るし、一転、安楽ドライブも可能であるから日常使いで楽しめる。日本という環境において、利便性を維持しつつ最強のV8サウンドを響かせる優越感は、ダッジチャージャーでしか得られない。

 同時にV8エンジンが載るセダン自体が今や稀である。しかも、そのV8エンジンが6.4リッターという絶滅危惧種の大排気量エンジンであるわけだから、断然価値が高い。アイドリングで放つ地響きのような鼓動と、アクセルを踏み込んだ瞬間に炸裂する野太い咆哮。この「排気量こそが正義」という哲学を、実用的な4ドアセダンで体現しているモデルは、世界中探しても他にはない。

 それともう一つ。カーボンニュートラル時代においては、チャージャーのような大排気量V8エンジン搭載車は真っ先にラインナップから削られてしまっていた。

▲パドルシフトにて変速操作が可能。

▲ルビーレッドのインテリアはシルバーのボディとよくマッチしている。コンディションも良好。

▲リアシートには使用感がなく、状態の良さが伝わって来る。

 だが直近の話で本国アメリカでは再びV8エンジンが復活するとの公式発表が相次いでいる。米国人もV8エンジンへの憧れがかなり強いし、無くなったことを嘆いていたのだろう。

 ちなみに、新型ダッジチャージャーがすでにデビューしているが、現在搭載されているエンジンは3リッター直6ツインターボエンジンである。のちにV8エンジンの搭載が噂されているが、旧時代に搭載されていた5.7リッターV8や6.4リッターV8エンジンの登場はないと言われている。

 だからこそ、旧時代のチャージャー&チャレンジャーのV8エンジン搭載車は非常に貴重なのである=今後二度と現れることのないアメリカンマッスル「黄金時代の頂点」をその手に収めるということなのだ。

 ということで、6.4リッターV8エンジン搭載のチャージャーである。取材車は2016年型ダッジチャージャーR/Tスキャットパック。走行4.2万キロのBCD認定中古車である。

▲ドアパネルもルビーレッドで彩られる。

▲チャージャーの魅力の一つはデザイン。特にリアコンビネーションランプのデザインは秀逸。

▲リアバンパーのエアーダクトもマッスルカーらしい迫力を与えてくれる。

 BCD認定中古車とは、BCD車両として販売された車両が乗り換え等によってBCDに戻ってきた車両のことで、認定車両として認められた状態の良さを示している中古車のこと。

 それらは当然、BCDによって車両精査と点検&メンテナンスが行われており、何よりBCDの管理ユーザー車として定期的なコンディションチェックが行われていた中古車車であるから、そうでない車両を購入するよりも安心感が断然高い。もちろん無事故車両である。 

 くわえて、チャージャーに関して言えば、前述したが、チャレンジャーよりも日本に輸入されている数が圧倒的に少ないから、欲しいと思ってもなかなか巡り会えない個体である。そういう意味での希少性も高いのが392エンジンを搭載したチャージャーである。

 深みあるシルバーのボディにルビーレッドのボディカラーの組み合わせが非常に新鮮。走行4.2万キロであるから年平均4200キロと少なめ。当然、そういった距離の少なさにコンディションの良さがボディ随所に見て取れ、室内空間も非常にクリーンな状態をキープしているから、さすがはBCD認定中古車。

 繰り返すが、「V8の咆哮」「FRらしいハンドリング」「4ドアの利便性」を持つダッジチャージャーは、「音」や「フィーリング」etc といった五感を刺激するマッスルカーファンにとって、代わりのいない存在である。

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