エイブルが展示していたのは、2010年式のシボレー・カマロと……知る人ぞ知る往年の名車、AMCイーグル。しかも独自に360cuinのV8エンジンに換装したというマニアな1台だ。
原代表いわく「知らない人に『ナニコレ?』って言われそうなことを敢えてやる。そうすると、ディープな方々も『面白そうなことやってるね』って集まってくるでしょう。私たちとしてはそうやって地道に広めて行きたいと思ってるし、なかなか楽しいんですよね」。
もちろんそんな挑戦を下支えているのは技術力。この日も「ヤレたクルマを蘇らすなら、ショックとかの大物の前に、ブッシュとかマウントとか、地味で細かいところを見て行った方が良い」と、長年のノウハウに裏打ちされた話を聞かせてくれた。
最近は日本で初となる現行カマロのMT車を売り、上記のカマロに乗り換えたこともトピックス。パドルなどのフィーリングやATならではの楽しさも追求していくという。そしてさらにV6カマロに関してもいろいろとネタ集めをしているというから、楽しみである。
赤いシボレーC1500にグリーンのダッジ・ラムバンと、ジャパンレーストラックトレンズならではのアメ車を展示。
またドリフト企画で注目を集めているダッジ・ラム1500は見られなかったのが残念だが、「その替わり」と言わんばかりに展示され、皆の注目を集めていたのが「ダッジ・バイパーSRT10」だ。
今はまだKWのローダウンサスとHREのホイールが装着されただけだが、今後はエンジンチューニングも計画しているという。吸排気にコンピューター、カムにビッグスロットルと手を加え、ゆくゆくは700psを狙いたいとのこと。クルマが完成したあかつきには、ぜひエビスサーキットで、ダッジ・ラムともどもドリフトを見せて欲しい。
また最近ではダッジマグナムやチャージャー、300Cなどのスロットルチューニングも頻繁に行っている。プライスの割に効果が大きいと大反響というから、気になる方は問い合わせてみるといいだろう。
バイパーARCやフォードラプターなども手がけるチューニング技術にはかなり定評があるジャパンレーストラックトレンズ。今後も注目である。
コルベット、マスタング、チャレンジャーと、「走り」で鳴らすアメ車を並べていたファイヤーボールズ。
「最近はマッスルカーブームが大盛り上がりですけど、一緒になってMT車の人気も上がっている気がします。ウチはMT車の取り揃えが自慢なので、お客様の問い合わせなども含めて、肌でそれを感じますね」 そう話してくれたのは同店の高嶋さん。
今回のイベントに関しても好感触だった様子で、マスタングやチャージャー、チャレンジャーなど、お得意のモダンマッスルのカスタム車が多かったことについて聞くと、「ASDNのディーラーもやっていますし、お客様のオーダーに応えたカスタムを提案できるので、ぜひ相談に来てほしいですね」と笑顔でコメントしてくれた。
日本随一のMT車の在庫を誇るファイヤーボールズ。アメリカンマッスルをMTで体感したければ、同社に相談してみるといいだろう。
ブースにヴィンテージアメリカンをずらりと並べていたのは、アメ車ワールドでもおなじみの車楽だ。
代表の飯島氏は「旧車だろうと走ってこそのクルマでしょう」という信念の持ち主。この日展示されていた4台のマシンも、見て楽しむだけでなく、きちんと走って楽しめるものばかりとなっていた。
実際に同社主催の本庄サーキットでの走行会でも、現行マッスルたちに混じったヒストリックアメリカンがマジでサーキットを攻めていたし、車楽はそうしたクルマ造りが徹底して上手い。
特に気になったのが、シルバーの1973年式シボレー・コルベット。今はまだ、何の変哲もないウレタンバンパー時代のコルベットだが、今後は車楽の次なるデモカーとして、サーキット走行も視野に入れたマシンに仕上げていくのだとか。
飯島さんも「エンジンもアシも全部やる。ホイールはどこのが良いかな?」とやる気満々だった。その完成をぜひ楽しみにしたい。
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