重量級とは思えない瞬発力。これが四駆のなせる技なのか。
背中を蹴飛ばされたような加速感とよく言われるが、こちらは一瞬の静寂のあとに訪れる恐怖のロケット感。ドカンっ。
助手席にもかからわらず(だからこそ?)あまりの加速Gで胸&腹が押させつけられ呼吸が苦しくなるような感覚が数秒間。
その際、一発目だと視界も追いつかない。まさしく瞬間移動のごときワープ感があまりにも凄すぎて、二発目は丁寧に遠慮させてもらった(笑)
車重約2500キロもの巨体がこんなにも簡単に、かつ素早く移動するものなのか。
FRならホイールスピンでしばらく真っ直ぐ進まないだろうから、間違いなく四駆だからだろうし、それを実現させる900hp超のパワーがとにかく凄い。
Sarona Designの各種エアロにダウンサス&22インチホイールで醸し出すロー&ワイドなスタイル。
仰々しくないシンプルなエアロだが、見た目の効果はかなり大きい。
この車両は、グランドチェロキートラックホークをベースにHPPがパワーアップチューニングをしたもの。トラックホークといえばグランドチェロキーにヘルキャットで有名な6.2リッターV8OHVスーパーチャージャーエンジンを搭載したレーシングSUV。
707hp、最大トルク645lb-ftを発生させメーカー発表の公式記録で0-60マイル加速3.5秒、最高速度180mph(約290km/h)を誇る。SUVとしてはとんでもないバケモノ的存在だし、アメリカンSUVの中ではトップオブトップ。すなわち唯一無二の存在だ。
が、じつはこのマシン、初めて乗る分には満足度は非常に高いが、たとえばチャレンジャーヘルキャットから乗り換えたりすると若干評価が変わってくるという。
Sarona Designのフロントリップを装着。
Sarona Design のサイドスカートを装着。
リアはSarona DesignのテールゲートパネルとRenegade designのリアゲートアンダースポイラーとの組み合わせ。
タワーバー等でボディ補強もなされている。チューン後のエンジンは900hp超を発揮する。
もちろん、クーペとSUVとでの速さの違いもあれば、FRと四駆との車重の違いも相まって、トラックホークでさえも遅く感じてしまうというから驚きだ。
正直、一般人には理解できないレベルの話にはなってしまうが(笑)、この手のマシンをチョイスする方々にはそうした認識があるというのだ。
ということで、ヘルキャットやデーモンの正確なチューニングで名高いHPPにチューニング依頼があった。この車両はなんと北海道からの依頼だ。
「昨年にも1台トラックホークのチューニングを行っていますが、その時も感じましたが、四駆だからこそのパワーアップのメリットが確実にあります。2駆とは異なりパワーアップした分がそのままダイレクトに速さに直結する感じが得られますので、面白いと思います」とHPPの長池氏。
スーパーチャージャーのプーリーを小径のものに変え、ブーストアップ。さらにECUの現車セッティングを行い、プラグやサーモスタット等を換え、排気系のチューンを行っている。
こちらはトラックホークのノーマルエンジン。707hpも出ているのだが…。
Velgen Wheelsの22インチにミシュランパイロットスーパースポーツの組み合わせ。ブレーキホースもステンレスに変更されパッドもセラミックに。
ロケット加速とはこのことか。久々に恐怖感を覚えるほどだった。四駆だからこその体感スピードを感じることが可能だった。
HPPでは、これまでにヘルキャットやデーモンのチューニングをかなりの数こなしており、その時分のデータの集積やノウハウを生かしたチューニングメニューを独自開発しているから、トラックホークにも同様の作業を行っている。
「エンジン本体は同じものですから。過去のノウハウは生かせますし、各車のその後の経過や新たなパーツの登場等を加味した、最新のチューニングが可能になります」
具体的には、スーパーチャージャーのプーリーを小径のものに変え、ブーストアップ。さらにECUの現車セッティングを行い、プラグやサーモスタット等を換え、ロイヤルパープルのオイル、SOD-1の添加剤、ミッションにはレーシングATFを使用し、900hp超のパワーアップを実現している。
「この状態で一度納車しますが、オーナーさん的にはここからさらに一段上のレベルも狙っているそうです。目標は1200hp程度になります」
驚くことに、いつの車両もそうなのだが、チューニング後でさえも至って普通に扱えてしまうのがHPPのチューニングマシン。
このトラックホークも街中をゆっくり走っていれば至って普通のSUV。アイドリングが安定しないとか、ボーボーうるさいとか、そういった「いかにも」的な仕草がまったくなく、それでいてアクセルを踏み込めばロケットのように加速するのだからたまらない。
現代の最新チューニング事情とはここまで進化しているということだ。と同時に、この通称ヘルキャットエンジンのパワー感&懐の深さに感心するとともに、それを見事手懐けるHPPのチューニング力が見事である。
この車両は北海道のオーナー氏によって事前にボディから足回り、ブレーキ、駆動系等に関してチューンが行われており非常に良いまとまりを見せていた。で、その状態でHPPに送られエンジンパフォーマンス向上のチューンが施されていった。
「6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジン自体の作り込みが良く、そのベースポテンシャルを引き出してやることで、とんでもないバケモノに進化します。その引き出し方にはいろいろあり、そこがショップ独自のノウハウにつながってくる部分だと思います」と長池氏。壊れないかつ正確なチューニングを旨とするHPPには全国から依頼が舞い込んでいるのだ。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES