更新日:2021.01.11
文/田中享 写真/FCA
1992年に登場した初代モデルから約30年。これまでに700万台近い販売台数を誇るグランドチェロキーは2021年に新世代モデルに進化し、ついにグランドチェロキーLを登場させた。
グランドチェロキーLとは、3列シートによる6〜7人乗車モデルである。と同時にデザインは、先に発表されたグランドワゴニアコンセプトをベースにしたボクシーなスタイルを新たにまとう。
ボディサイズは全長✕全幅✕全高 :5204✕1979✕1815ミリ(エアサス装着車の全高は1817ミリ)、ホイールベースは3091ミリ。
搭載されるエンジンは、5.7リッターV8、3.6リッターV6の二種類。5.7リッターV8は、357hp、最大トルク390lb−ftを発生させ、3.6リッターV6は290hp、最大トルク257lb−ftを発生させる。組み合わされるミッションは共に8速ATである。
グレードは「Laredo」「Limited」「Overland」「Summit」のは4モデルがラインナップ。
前後マルチリンクサスペンションと電子アダプティブダンピングを備えた独自のエアサスペンション「Quadra-Lift」によって、クラスをリードする機能とプレミアムなオンロードドライビングダイナミクスを提供してくれる。またグランドチェロキーとしては初となる21インチホイールが装備される(グレードによる)
一方インテリアは、かつてないほど洗練された空間が設えられている。これまでのジープ系とは一線を画す上質なインテリア。使用されるマテリアルからこだわり、天然木、レザー、金属といった各パーツの組み合わせが絶妙なラグジュアリー空間を作りだす。
インパネ中央のメーター内には、約10インチのフレームレスデジタルゲージクラスターを採用し、ダッシュボード中央には、「Uconnect5」を導入した新世代の10インチディスプレイが装備される等、ハイテク装備を融合している点も見逃せない。
これまでのグランドチェロキーは、共に2列目シートを持つチェロキーの豪華版という存在だった。が、この「L」の登場により、あえてグランドチェロキーLをチョイスすべき理由がはっきりと備わったのである。ジープブランド発のラグジュアリーフルサイズSUVとして。
なお、2列シートモデルとPHVモデル「4xe」も登場予定であるが、3列シートモデルの「L」が先にデビューし、その他モデルは2021年後半からの予定となっている。
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