TEST RIDE

[試乗記]

当時世界に衝撃を与えた797馬力モンスター

2020 ダッジチャレンジャーSRTヘルキャットレッドアイワイドボディ

一生モノのガソリンエンジン車に相応しい価値

生産終了したダッジチャレンジャーのトップグレードだったレッドアイワイドボディを取材した。

更新日:2024.01.10

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436-26-5700 [ホームページ] [詳細情報]

現代版チャレンジャーは二度、世界に衝撃を与えた

 現代版ダッジチャレンジャーがデビューしたのは2008年。当時は、旧時代のデザインを復刻したその存在そのものに拍手喝采だった。

 だが、8年も経つと慣れるし物足りなくもなる、ということを当時のFCA首脳陣はわかっていたのだろう。満を持してのヘルキャット投入である。それが2015年。

 ヘルキャットは当初「一代きりの特別モデル」と思われていたが、なんと通常ラインナップに加えられ、毎年のようにリファイン受けながら2023年まで販売される。

 余談だが、ヘルキャットは当時箱型ボディの最強モデルとして世界中から引っ張りだこであり、その後のマッスルカーに多大なる影響を与えたのである。

▲最強エンジンを搭載したレッドアイのワイドボディモデル。ボンネットフード=デュアルシュノーケルフードとワイドボディのバランスが非常に良い。

▲リアの造形もワイドボディであるからこその迫力をかもし出している。

 で、その後再び激震が走ったのが「デーモン」の登場である。それが2018年。デーモンはヘルキャットをベースに製作されたドラッグベースの特別マシンであり、840hpを発生させたある意味バケモノ的存在。

 デーモンは3300台という限定マシンであったのだが、さらに特殊なドラッグレースベースマシンであったのだが、840hpのインパクトは爆発的な大きさであった。

 しかもこの840hpは、のちに分かるのだが、ある意味テストを兼ねた840hpでもあった。そのテストとは、2019年に行われたヘルキャットのモデルチェンジである。

 2019年型として行われたモデルチェンジにおいて、通常のヘルキャットは707hpから717hpにパワーアップ、さらにその上のバージョンアップモデルを登場させた。「ヘルキャットレッドアイ」である。

▲搭載されるエンジンは、6.2リッタースーパーチャージャーで797hp、最大トルク707lb-ftを発生させる。

▲搭載されるスーパーチャージャー等はノーマルのヘルキャットからさらに一段レベルの高いチューニングが施されプラス80hpを誇る。まさしくワールドクラスの最強エンジン。

▲デュアルシュノーケルフードは、1970年ダッジダートスゥインガーや1971年ダッジデーモン等のマッスルカーへのオマージュである。

 このレッドアイのパワーはなんと797hp。搭載エンジンは限定モデルだったデーモンのディチューン版であった。

 すなわち、ヘルキャットに対してスーパーチャージャーが大型化され、エンジン内部のピストンやコネクティングロッド等も強化品に換装され、同時に熱対策およびオイル周りのグレードアップも当然行われているから、一般ユーザーが街中でフツーに使える797hpが実現されているのである。

 しかもシャシーは、デーモンのドラッグベースを改め、一般使用に耐えうるセッティングを施し、まったく普通に使える797hpマシンへと改められた。

 と同時に、そのフルパワーを叩き出すために幅広タイヤを利用するためのオーバーフェンダー装着車「ワイドボディ」なるモデルを製作しパワーアップにも対応したのである。

 これまた余談だが、840hpを発生させるデーモンのシャシーはドラッグレースを走るためのもので、タイヤサイズやブレーキサイズもドラッグセッティングである。

 またエンジンも通常のガソリン(日本のハイオク)では840hpは発生せず、ドラッグ用のスペシャル燃料のみで発生させるということを覚えておくべきである。

▲高性能スポーツに相応しい質感のブラックインテリア。握りの太いステアリングも並のモデルではないことを物語る。

▲8速ATとパドルシフトを駆使した別格の速さが持ち味である。

▲見慣れた風景だが、レッドアイとなるとオーラが違う。

 ということで公道を走る通常ラインナップにおいては、チャレンジャーヘルキャットレッドアイこそが最強モデルになるのである。

 そんなヘルキャットレッドアイワイドボディの中古車個体。ガンメタリックボディで走行3.5万キロの新車並行車ワンオーナー。日本にて約3.5万キロの距離を刻んでいるがエンジン等の調子は全く変わらず、ということだからさすがのヘルキャットレッドアイ。

 この個体はベルエアーの管理ユーザー車ということで、中古車として販売されるまでの整備状況も把握されているということで、中古車のレベルとしてはかなり安心感の高いものだ。

 ベルエアーについては、別項でチャレンジャーのコンバーチブルを紹介したが、新車ベースのチャレンジャーやそれ以外のアメ車&逆輸入車を数多く扱っているショップである。

 この記事の後にもナローボディのチャレンジャーの最終新車が複数台入荷してくる予定だし、今回のレッドアイワイドボディの他、赤いワイドボディのスキャットパックを展示している等、とにかくチャレンジャーに明るいショップである。

 ということで、ダッジチャレンジャー史上最高モデルを欲するならヘルキャットレッドアイワイドボディこそがそれにあたり、最後のガソリンエンジン車として一生モノの価値を有する存在と言えるのである。

▲バケットタイプのレザーシートは抜群のホールド性を示す。中古車としての使用感もさほど感じないレベル。

▲現在はミシュランパイロット4Sタイヤが装着されいているという。

▲リアディフューザーが速さを物語る。

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