TEST RIDE

[試乗記]

「ブリット」「シェルビーGT350」に変わる走りの存在

2021 フォードマスタング MACH1

ファイタージェットグレーと6速MTのレアな組み合わせ

日本国内ではシェルビーGT350よりもレアな存在。マスタングマッハ1を取材した。

更新日:2025.02.21

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

現在市場に出ている最高レベルの一台

 まずはその当時の流れを整理。2015年に登場したマスタングは、2018年にマイナーチェンジを実施する。その時点でフェイスリフトが行われエンジン関係にも微調整が入り、そしてミッションが6速ATから10ATへと進化している。

 翌2019年に「ブリット」が登場するが、2年間の限定モデルであったから2020年で生産終了する。そしてもう一台、2016年にデビューしていたシェルビーGT350が、同じく2020年で生産終了となった。

 で、マスタングGTをベースに開発されていたパフォーマンス系の派生モデルが全ていなくなってしまった翌2021年に満を持して登場したのが「マッハ1(MACH1)」である。

 フォード的には「マスタングGTとシェルビーGT350との間を埋める存在として開発した」ということで、パフォーマンスに関しても「ちょうどその辺りのレベル」が目指されている。

▲2021年型の中古車となるが、なんと走行1000キロの極上車。まるで新車のような状態である。

▲ファイタージェットグレーのボディカラーが非常によく似合っている。

 ベースとなったのがマスタングGTだから5リッターV8を搭載するが、GTの460hpに対して、マッハ1は480hpを発生させる。

 これは、インテークマニホールドやオイルフィルターアダプター、オイルクーラーなどをシェルビーGT350のパーツを使用することでパフォーマンスを高めている(最大トルクはGTと同じ420lb−ftのまま)。

 これに組み合わされるミッションは6速MTと10速AT。6速MTには、マスタングとしては初となるレブマッチ機能が付き、これまたGT350用のオイルクーラーやマスタングGT用のツインプレートクラッチ、ショートストロークのシフトレバー等が採用されたことで、「走り」に対するMT車の性能がこれまで以上に上がっている。

 くわえて、より剛性の高いステアリングシャフトを使用し、足回りのスプリングやダンパー、電動パワステ、ブレーキ等はGTのハイパフォーマンス仕様のものを採用。

 また、リアのサブフレームや各種コントロールアーム類、タイヤはシェルビーGT350用を使用しているから、マスタングGTのさらに上をいくハイパフォーマンスを実現しているのがよく分かる。

▲搭載されるエンジンは5リッターV8。ノーマルGTよりも20hpアップの480hpを発生させる。

▲タワーバーによる剛性感の確保。

▲「Mach1」のロゴ入りフロントボンネットフードのストライプ。

 こうした土台を覆うボディであるが、基本、空力を徹底的に追求したエアロが全域に採用されている。アンダーカバーや大型リアウイングがダウンフォースを増やすとともに、各部の冷却にも寄与している。

 さらに、お決まりの、というわけではないが、グリル内に収まる丸型ライトを思わせる意匠等は、初代マッハ1を想起させ、ボディサイドに貼られるストライプは初代マッハ1へのオマージュという。

 ということで実車。2021年型のマッハ1であり、走行約1000キロの極上中古車である。

 まず、ボディカラーのファイタージェットグレーが素晴らしくいい。それにオレンジのブレーキキャリパーやマッハ1のデカール類が抜群に似合っており、見た目の印象は明らかにレーシーだ。マスタングといえば「走り」であるだけに、こういった加飾は大歓迎だろう。

 しかも走行1000キロが示す通りの恐ろしくクリーンなコンディションであり、「まるで新車」と言われても納得しそうなほど各部が美しい。

▲グリル内に収まる丸型ライトを思わせる意匠等は、初代マッハ1を想起させる。

▲ブレンボ製の6ポットキャリパーと大口径ローターが装備される。

▲インテリアの基本構造はGTと同様のものだが、追加メーターや白球のシフトノブがマッハ1の特徴。

 この車両は6速MT車であるから、MT拒否症の方には敬遠されるかもしれないが、実はそんなことは全くなく、レブマッチ機能が付いているから加減速によるシフト操作でギクシャクすることはほとんどない。

 逆に積極的にシフト操作が楽しめる仕様であるから、多くの方に楽しんでもらえるはず。ちなみにMTシフトは、非常にストロークが短く超スポーティなミッションであるから、余計に楽しく感じるはずである。

 プラスしてエンジンが大排気量V8NAエンジンなのだから、すべてを操作して気持ち良くないはずがない。それでいてシェルビーGT350ほどスパルタンではないから日常的にも十分使えるし、非常に良い選択肢と言えるだろう。

▲6速MTにはマスタングとしては初となるレブマッチ機能が付く。シフトストロークは短く非常にスポーティなミッション。

▲クラッチにクセはなく、さほど重くもない。ペダル配置も一般的であり、慣れればクラッチの上げ下げで発進が可能になる。

▲追加メーターが気分を高めてくれる。

 こうしたマスタングの各種ラインナップを今もフルで扱っているのはBUBU横浜店だけである。いわゆる直4モデルのMT車からマッハ1に至るまで。もうじき入荷する直4エコブーストモデルのMT車、コンバーチブル、V8マスタングGT、そのコンバーチブル、限定車のブリットも系列店に展示されている。

 すなわち、他店ではあまり売られていないマスタングの各種ラインナップを下から上まで扱っているのは、もはやBUBU横浜店のみである。しかも店舗に実車を展示し販売しているから、実車そのものを見て納得して買える=そういった車両全ての面倒を見ることができるという実力の裏返しでもある。

 そんな横浜店に展示されているマスタングマッハ1は、現在市場に出ている最高レベルの中古車と言えるだろう。

▲液晶メーターを採用している。手前のタコメーターは7500rpmからがレッドゾーン。7000rpmも回せば十分な加速と音色が得られる。

▲レカロ製のレザーバケットシートは、ホールド製を含め市販車最高レベル。

▲シェルビーGT350、ブリットの後に登場しているだけにその完成度は随一。日本国内には20台もないレアなモデルでもある。

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