時代と共に進化する対応力と信頼性

GDファクトリー千葉店

整備&カスタムから販売までのワンストップショップ

千葉近県のみならず、日本全国から支持を得るGDファクトリー千葉を取材した。

時代と共に進化する創業29年の老舗

　東京都江戸川区一之江に店舗を構えるガレージダイバン東京本店。創業29年の老舗的存在であり、車両販売からカスタマイズに至るまで、常にユーザー目線での行動をモットーに、信頼度の高さをウリにするショップである。

　そんなガレージダイバンは千葉に自社工場を持ち、販売した車両のみならず、他社で購入された車両のメンテナンスやアフターフォロー、さらにはカスタマイズを行っている。

　ガレージダイバンの自社工場でありながらも、独立したひとつの店舗として日本全国からのユーザーに親しまれている工場である。その名もGDファクトリー千葉。

＜GDファクトリー千葉店＞
住所：千葉市稲毛区長沼町208-1
TEL：043-298-6543
営業時間：9:00～18:00
定休日：月曜日

　今回はそのGDファクトリー千葉に取材に行った。湾岸線千葉北IC下車で約10分（もしくは京葉道路貝塚インター下車約10分）。国道16号沿いというまさしく車屋さん激戦区に居を構えるGDファクトリー千葉。

　広大な敷地と二階建ての工場店舗には、整備待ち、カスタマイズ待ち、車検取得待ちの車両が複数並び、工場内には、今まさに作業中のタホやマスタング等が置かれている。

　工場内には、複数のリフトや複数の電子デバイス＆専用工具を有し、常に万全の状態で備える。

　また、工場横には新たにDIYスペースが設置され、有料で解放し、オーナー自らアメ車と向き合って整備を楽しむスペースを提供している。

▲工場内には、二台の旧型タホが並んでおり、その横にはテールレンズの交換作業を行っていたマスタング、その隣では販売個体のC3の整備が行われていた。

▲工場横には新たにDIYスペースが設置され、有料で解放されている。

▲工具類も有料でレンタル可能であるから、車両とパーツを持ち込みDIYで修理することが可能。「横にメカニックがいますので、不安なくDIYが楽しめると思います」

　聞けば「アメ車に乗る＆楽しむにあたり、必要となりうる全ての作業をウチの中で完了できるよう、すべてに対応できるよう心がけております。またDIYスペースに関しては、万が一の時に横に整備のプロがいるわけですから不安なくDIYを楽しんでもらい、また自分でいじることでアメ車の面白さにハマってもらえればと思っています」

　DIYスペースに関しては非常に好評ということで、ブレーキの鳴きを治したりスターターモーターを替えたりと、積極的な活用が増えているという。

　一方で工場内には、二台の旧型タホが並んでおり、一台は継続車検対応で、もう一台が東京本店で売約済みになった個体の納車整備である。またその横にはテールレンズの交換作業を行っていたマスタング、その隣では販売個体のC3の整備が行われていた。

▲81年型コルベットC3の販売個体の整備＆調整が行なわれている。キャブレターを交換したりリトラクタブルヘッドライトをバキュームから電動式に変更する等のアプローチを行っている。

▲今やキャブレター車の整備対応が可能なショップは限られる。GDファクトリー千葉では当然ながら対応可能である。

▲こちらのマスタング、ワイドボディ等ハードカスタマイズが施されているが、今回GDファクトリー千葉ではリアテールレンズの装着でピットイン。

▲こちらがカスタマイズされたLEDリアテール。七色に光る程度では収まらないご覧のバリエーション。

▲もちろん走行中の点灯はNGだが、イベント等では目立つこと間違いなし。スマホ連動で点灯のバリエーションを変えることができる。

　そう、GDファクトリー千葉の特徴は、年式や作業内容を問わないという間口の広さである。

　筆者は、これまでに多くのショップ取材に行っているが、「すべてがそろったショップというのは本当に数少ない」といつも思っている。

　たとえば最新の車両対応は行っているが、古い時代のアメ車は対応しないとか、またその逆とか、車両のチューンはできるが、オーディオは門外漢とか、とにかく偏ったショップが多い。

　だがGDファクトリー千葉は、車検、修理、整備、カスタム（足回り、エアサス、オーディオ、ワンオフマフラー製作etc）といった作業を年式を問わず自社でまかなえる。しかも、常に最新情報を学んでおり、時代の変化にも対応しているのである。

▲ガレージダイバン東京本店にて売約済みになった個体はGDファクトリー千葉に移送され納車整備が行なわれる。他社購入の車両の整備対応ももちろん可能である。

▲「堅苦しい敷居の高い工場というよりは気楽にアメ車を楽しんで欲しいという思いを込めた店舗経営を行っている」と代表の宮國氏は語る。

　特筆すべきは旧車対応を可能としていることであり、昨今、キャブレター車の整備は敬遠されることが多く（キャブレター車を知らない世代のメカニックがすでに多い）、可能な店舗が限られる中で、現代車と旧車に対応できるショップは非常に貴重である。

　くわえてGDファクトリー千葉には多くのパーツがストックされており、もちろん全てに対応できるほどではないが、ストックの範囲内であれば即日対応可能であり、非常に心強い。

　「可能な限り早く、確実に治す」、または「楽しんで自分で治す」

　そんなGDファクトリー千葉のコンセプトに共鳴するユーザーが多く集まっているのである。