更新日:2023.11.30
文/田中享 写真/ゼネラルモーターズ
アメリカ製マッスルカーがことごとく生産終了となり、キャデラックが2025年のEV電動化を発表、ステランティスも2030年までに販売車両の半分をEVにするといった発表があるなかで、ガソリンV8エンジン搭載モデルの生産終了が各方面で囁かれていた。
事実、ステランティスではワゴニア&グランドワゴニアのV8エンジンを廃止し、直6ツインターボエンジンに統一することが発表されているし、デュランゴも2024年いっぱいでV8の廃止が危惧されている。
そうなれば当然、他メーカーにおけるV8エンジン搭載モデルの廃止や生産終了が考えられ、その代表的存在がGM系SUVだった。
シボレータホにサバーバンにGMCユーコン、ユーコンXLにエスカレードetc
だが、そんな心配も杞憂に終わったようだ。2023年の11月末にもかかわらず2025年モデルのシボレータホ&サバーバンの概要が発表された。まるで「タホやサバーバンはまだまだ継続しますよと」とのアナウンスのように。
そんな2025年モデルの概要であるが、まずは5.3リッターと6.2リッターガソリンV8エンジンに変更はなく継続される。
一方で、3リッター直6ターボディーゼルに変更が加わり305hp、最大トルク495lb-ftを発生させ、Z71においてもセレクト可能に変更されている。
またエクステリアでは、フロントマスクに若干の変更が入り、インテリアにはサイズアップした17.7インチのタッチスクリーンと11.0インチのデジタルインストゥルメントクラスターを採用し、ダッシュボード全体のリニューアルを行っている。
ということで、内外装で若干のリファインが加わっているし、ディーゼルエンジンのパフォーマンスアップがなされているが、我々が一番気になるガソリンV8エンジンがまだ存在するという事実に変更はなく、アメリカンV8の健在に胸をなでおろすのである。
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