更新日:2014.02.13
文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ
シボレーカマロのハイパフォーマンス車としては、2012年に搭載されたZL1が記憶に新しい。だがそいつは、6.2リッターV8エンジンにスーパーチャージャーを搭載し、580hp、最大トルク556lb-ftを発生させた、いわゆるシェルビーGT500に対する刺客である。
相手は662hpを発生させるが、同じクローズドコースでタイムを競えば、サスペンションの煮詰めにより、ZL1が勝利を得る。GT500は、リアリジッドサスによるコーナリングスピードの低下が敗因(だからこそのマスタングのモデルチェンジ)であるが、一般道での速さを含めて考えれば、個人的には「まあ互角だろう」という印象である。
だがじつは、2014年登場するさらなるハイパフォーマンスモデル・Z28は、このZL1よりもさら一段とハードになり、サーキットでのタイムアップが望めるマシンである。
具体的には、コルベットC6に対するZ06のような存在であり、カマロZ28にはLS7と呼ばれる7リッターV8が搭載され、高回転型かつドライサンプ方式のNAエンジンで、500hp、最大トルク470lb-ftを発生させるのである。
Z28は、数字的にはZL1りよりも劣るが、実質137kg軽量化されたボディと締め上げられてサスペンション、さらに煮詰められた各種空力パーツがもたらす速さはZL1を超え、まさに本物のマッスルカーといわんばかりのキレ味を示す。
搭載されるエンジンは、LS7型の7リッターV8。500hp、最大トルク470lb-ftを発生させる。専用チューニングを受けており、NA最強エンジンとなる。2014年以降7リッタービッグブロックV8搭載車はZ28だけである。
もちろん、ミッションは6MTのみ。エアコンはオプションとなり、遮音材が廃止されるなど軽量化され、ZL1比で137kg軽量化された。
2014年からベースとなるカマロ自体のリアテールの形状が変更されているが、赤いボディカラーだと、あまり違和感なく収まっている感じである。
箱形ボディのマッスルカーながら、コーナリングも速い存在。いわゆる最強のマッスルカーである。
ちなみに余談だが、個人的にはアメ車に乗るなら「SUVかマッスルカー」という思いが常にある(コルベットはスポーツカーだから範疇外)。というのも、この2大カテゴリーこそがアメ車の魅力を最大限に味合わせてくれることを、これまでの経験から知っているからである。
マッスルカーだけに話を絞れば、今現在のアメ車に触れられる方は非常に幸運だと思う。カマロにマスタング、チャレンジャーにチャージャーにと、多種多様なメーカーの現代版マッスルカーに新車で触れられる機会があるのだから。
で、そういったマッスルカーの中でも、最後の大物といっていい存在がカマロZ28だ。7リッターV8という最大排気量を持つビッグブロックエンジンを搭載した究極のマッスルカー。
先日発表された新型コルベットC7 Z06は、予想に反して6.2リッターV8スーパーチャージャー搭載に変わったしまったため、コルベットC6 Z06なき今、このエンジンを搭載するのはカマロだけである。
そういう意味でも、そしてアメリカ特有のカテゴリー・「マッスルカー」としても、最後に登場する最強の1台こそがカマロZ28なのである。
2014年型シェルビーGT500も、あと少しで生産終了である。GT500ももちろん捨て難いのだが、Z28もかなりヤバイ…。個人的には、これから7年くらい新車で買えるC7よりも価値あるような気がするが、果たしてどうだろう? マッスルカー好きは、迷わずZ28を手に入れろ! だと思う。
ボディカラーがブラックだと、黒い弾丸のごとき硬派な雰囲気が漂う。名実共に最強マシンを手入れる価値は非常に高い。
フロントリアともに19インチタイヤを装着する。タイヤはピレリPゼロT rofeo R。ホイール内には、6ピストンキャリパーとカーボンセラミック製ブレンボブレーキが装着される。
大型フロントスプリッター等、エアロダイナミクスにもこだわり、各種パーツが機能だけでなく迫力にも効いている。
GM内のヒエラルキー上、いかなる場合があってもカマロがコルベットよりも速くなることはあり得ないのだろうが、このZ28がもたらす速さは、マッスルカーというカテゴリーの中ではダントツの1台として君臨するはずである。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES