更新日:2013.11.14
文/椙内洋輔 写真/クライスラー
2011年にデビューした現行デュランゴ。1998年にデビューした初代ダッジデュランゴから数えて3世代目にあたり、それまでの流れを一新して登場した。
初代モデルから全長で16センチ、全幅で約10センチ大きくなったボディは、フルサイズSUVとは言えまだまだ扱いやすく、さらに格段に上がった運動性能によって多くのユーザーに支持されている。
そんなデュランゴの2014年モデルが発表されている。それまでと比較してマイナーチェンジを受けたことによってスポーツ性と燃費に優れた先進性を手に入れたのである。
まずエクステリアではグリルやヘッドライト、リアバンパー、テールライトに変更を受けLEDを組み込んだ仕様となった。さらにリアはダッジダート系を思わせるデザインを採用することで、ダッジブランドとしての一連のデザインアイデンティティを組み込んでいる。
一方メカニズムにおいては、全車にパドル付きのZF製8速ATを採用し燃費効率を約9%向上させているという。搭載されるエンジンはこれまで同様の2種類で5.7リッターV8と3.6リッターV6を用意。それぞれに360hp、290hpを発生させ、V8には低負荷時には4気筒を停止させる気筒休止システムを新採用する。
この他に、インテリアにおいてはダッシュボードのデザインをリニューアルし、8速ATのシフトノブも変更されているほか、「Uコネクト」と呼ばれる8.4インチサイズのタッチスクリーンが配置される等、今どきのプレミアムSUVに相応しいデザインと装備に進化している。
現地スタッフによれば、デュランゴは質実剛健的なオフロードチックなSUVを好む層ではなく、スポーティなSUVファンに人気があり、BMWやメルセデスといった欧州プレミアムと真っ向勝負を繰り広げている模様。98年にデビューした新型は斬新なコンセプト(ミディアムボディ+V8パワー)で人気を博したが、現行はガチで欧州車ライバルとしての立ち位置という。
そういった状況からして、デビュー2年でマイナーチェンジを行い、いち早く8速ATを全車に搭載する等して(ローバー系SUVには9速ATが搭載される)ライバルに引けを取らない状況を作っているのである。
日本では豊富なライバルが存在するだけにかなり手強い状況ではあるが、モノは抜群に良いだけに、引き続きかなりお勧めであることは間違いない。
<モデルラインナップ>
RWD
:「SXT」/「Rally」 3.6リッターV6
:「Limited」 3.6リッターV6 / 5.7リッターV8
:「Citadel」 3.6リッターV6 / 5.7リッターV8
:「R/T」 5.7リッターV8
AWD
:「SXT」/「Rally」 3.6リッターV6
:「Limited」 3.6リッターV6 / 5.7リッターV8
:「Citadel」 3.6リッターV6 / 5.7リッターV8
:「R/T」 5.7リッターV8
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