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醍醐味たる大排気量V8エンジンの新車に乗れるのもあとわずか

2024年から始まるアメ車業界の変化とは

2030年にはこれまで想像もしなかったアメ車時代がやってくるかもしれない

ちょっと前にシボレーディーラーを取材したら「V8カマロはそろそろオーダーストップがかかりそうです」と言っていた。そのくらい日本における受注が多く集まっていたということなのだが、もしかしたら生産終了を危惧した方々が早期にオーダーをかけていたのかもしれない。そんな新車に関するお話。

更新日:2023.03.31

文/田中享 写真/ゼネラルモータース / フォードモーター

5年後の日本において「アメリカンスポーツ」は死語?

 先週シボレーカマロの生産終了が正式に発表された。それに先んじてダッジチャレンジャー&チャージャーの生産終了が決まっていたから、2024年以降のアメ車の新車発売には大きな変化が訪れる。

 もちろん、中古車においては莫大な数の個体が存在するだろうから数年先まで安泰だろうが、これはアメリカ本国での話。日本においては事情が全く異なり、良質な個体からどんどん減っていくのだろう。

 というのも、アメリカ本国からカマロやチャレンジャーの新車&中古車が日本に持ち込まれることが、今後これまで以上に少なくなるから。

 全くなくなることはないだろうが、これまでみたいに毎月複数台の車両が海を渡って持ち込まれることは確実になくなるはず。だから減っていく一方である。

 よって欲しければ、今日本にある中古車個体の中から選ぶことが求められ、当然これまでのような程度良好な個体はどんどん減っていくから、中古車選びの難しさが増えていく。

 というか、アメリカンスポーツ、もしくは現代版マッスルカーはもはや死語となってしまうのだろう。

▲カマロ&チャレンジャー亡き後も存続されるマスタング。

▲アメリカンスポーツカーはハイブリッドモデルも予定され今後10年は安泰か?

 というのも、2024年以降新車で販売が続けられるスポーティな個体は、コルベットとマスタングのみだから(まさしく大事件!)。

 ちなみに、コルベットは「e-RAY」と呼ばれるハイブリッドモデルを発表しているから、今後10年スパンくらいでの存続が可能なはず。

 マスタングにも今後ハイブリッドの存在が噂されているから、同じく10年くらいはラインナップされるはずだが、現状これらハイブリッドモデルを日本に直輸入することはできないから、5年後の日本においてはもはや死んだも同然か(ここら辺に関しては今後の動向次第で変化する可能性あり)。

 ということで、2024年以降、日本で現代版マッスルカーの新車に乗れる可能性があるのはマスタングのみであり、スポーツカーにおいてはコルベットのみとなる。

 それ以外のカマロやチャレンジャー&チャージャーに関しては中古車からのチョイスとなる。

 なお、アメリカンSUVに関しては未だ生産終了が発表された車種はないが、カマロやチャレンジャー&チャージャーに続く生産終了モデルが、今後SUVに現れる可能性は少なくない。

▲日本でもこうした現代版マッスルカーの新車を楽しめるのもあとわずかか。

▲大排気量V8エンジンはアメ車の醍醐味である一方で、EV時代を迎えると一番最初に消える存在でもある。

▲SUVにおいても今後EVに取って代わる時代がやってくるはず。

 で、その筆頭がV8エンジン搭載のSUVたちであることに間違いはないだろうから、心しておくべきだ。

 ということで、2024年がアメ車の転換期となり、その後はアメ車の醍醐味たる大排気量V8エンジンの新車に乗れること自体がどんどん減っていくことになるだろう(まさかこんな時代がやってくるとは・・・)。

 そして2030年頃には、これまで想像もしなかったアメ車の新時代がやってくるはずである。つづく

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