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ハイパフォーマンスオプション装着車

シボレーカマロSS 1LE (CHEVROLET CAMARO)

カマロは旧マスクが断然似合う

現行型のネオマッスルカーと呼ばれるモデルたちには、様々なグレードやオプション装着車が存在する。それはそれでいいことなのだが、またひとつ魅惑のパフォーマンスモデルを発見した。それがカマロSS 1LEである。

更新日:2014.02.08

文/石山英次 写真/内藤敬仁

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL  [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

最新が常に良いとは限らない

 他国のスポーツカーやスーパーカーに乗っているオーナーさんたちは(これから乗るという方も含め)、常に最新モデルを気にしているらしい。「来年はどうなるんだ?」「20hpアップするらしいよ」「軽量版がでるらしい」「アシが良くなるから来年まで待つかな」etc。

 一番良いヤツを手に入れたい、そんな気持ちは分からなくはないが、常に最新を意識すれば、それこそ金がいくらあっても足りないし、実際に手にした瞬間 から中古となる自分のクルマ自体を、心底楽しめないのではないか。

 それに常に最新が最良とは限らない…。長年いろいろなクルマを見ていると、新しくなることで得るものはたしかにあるが、失うものも、じつはあったりするのである(前の方が良かったかもってこと)。だからこそ、「これは!」と思った時のものを買うべきだ。自分の直観を信じて。

 だったら中古を買えばいいじゃないか、そんな声も聞こえてきそうだが、上記のような常に最新を意識している方にとって、中古はありえない。たぶん。

 一方でアメ車の場合なら、その時々の欲しいモデルを買えばいい。というのも、アメ車の場合はマイナーチェンジは多々あれど、基本的な性能が大幅にアップすることは少なく、フルモデルチェンジごとの変化以外(今や7年スパンくらいか)、どの年式を買ってもあまり変わらないからである。

 ただし、今回試乗した2013年型シボレーカマロ1LEを除いては、である。

2013年モデルから設定された「1LE」パッケージ。これは1988年のサードカマロ時に設定されていたオプションコードを再現したもので、V8搭載のSS、しかもMTモデルにしか設定されないもの。

ボディカラーに対し、ブラックの各種パーツがもたらす硬派な雰囲気が走り屋的イメージを高める。だがそれ以上に、各部のバランスが良く、センスの高さを感じさせる。洗練された大人の雰囲気を感じさせるのも、そのためである。

「1LE」パッケージは、基本足回りを中心とした走りの質と外装関係の雰囲気を高めることを主眼としているために、搭載されるエンジンはSSオリジナルに準じる。それでも420hp、最大トルク420lb-ftを発生させるから、十分に速い。

筆者が考えるこのクルマの一番のポイントは、クロスレシオの6MT。これは街中を走っていても変化が感じられる。足回りは硬いがしなやか。

ハイパフォーマンスパッケージ装着車

 シボレーカマロ1LEとは、2013年モデルから追加された「1LEパッケージ」装着車のことである。V8搭載のSS、しかもMT車にしか装着できないハイパフォーマンスオプション。主にサーキットを主戦場とする走り向けの装備を多数装備しており、1988年サードカマロ時に設定されていたオプションコードを再現したものという。

【1LEパッケージ内容】
・ファイナル3.91クロスレシオ6速MT
・ZL1用燃料ポンプ
・フロント27/リア28ミリスタビライザー
・ストラットタワーバー
・ZL1同様サイズの285/35ZR20インチタイヤ&ホイール
・ZL1用ホイールベアリング
・フロントスプリッター
・リアスポイラー
・ZL1 10スポークホイール、ブラックペイント
・マットブラックボンネットルーフ
・ZL1用スエードステアリング&シフトノブ
※これら装備の他にこの個体に関しては、デュアルモードエキゾーストがオプション装備されている。

 この1LEパッケージ装着車は、2014年モデルにも設定されているから、新車で手に入れることが可能である。だがあえて筆者は2013年モデルをお勧めする。その理由はズバリ、スタイルにある。2014年から新しくなったカマロのスタイリングは、フロンマスクにおいては多くの称賛を得ているが、リアに関しては賛否両論である。個人的には、まったくもって受け入れられていない。だってカッコ悪いじゃん。
 
 一説には、新しくなったC7コルベットがカマロベースのリアスタイルを採用したことで割を食ったとも言われているが、少なくともカマロには2013年までのリアスタイルの方が似合っているし(前後のバランスが取れている)、誰が見てもカタチはいいと思うはず。

 だからこそ、パフォーマンスが大して変わらないだけに、2014年ではなく、あえて2013年を推すのである。

ブラックにペイントされたボンネットとリップスポイラーを装着する。フロントマスクは、2013年型の、いわゆる旧マスクとなるが、筆者はこちらの方が断然好み。

小振りなリアポイラーもブラックにペイントされている。リアテールの造形は、言わずもがな。フロントとリアの造形のバランスも取れている。

この個体に関しては、デュアルモードエキゾーストが別途装着されているから、ノーマルよりも若干大きく、しかも野太いサウンドが響く。走り出せば、明らかにノーマルとは異なる快音に、ついつい回転数を上げてしまう。

洗練された走りや屋的風貌

 目の前の現れたシボレーカマロSS 1LEには驚いた。これまで見てきた数々のカマロよりも圧倒的なオーラが備わっていたからである。本国での1LEのイメージカラーはイエローだと聞いていたが、今回取材する個体はシルバー。

 ボンネットフードやホイールがブラックアウトされたことで走り屋風情が俄然高まっていることと、ホイールの隙間から見えるブレンボの真紅のキャリパーやその他の風貌が渾然一体となって、非常にいい雰囲気を発している(イエローやレッドもいいかも)。とは言え、走り屋小僧が乗る国産チューニングカーのような子供っぽさは微塵もなく、逆に玄人っぽさが滲み出ているのがひと目で伝わって来る(これぞ大人の洗練性と言わずしてなんと言うか)。余談だが、取材中お昼時にオフィスビルから出て来る人々からの視線と質問が凄かった。

 室内は、基本ノーマルカマロと変わることはなく(シートやドア内張が布製)、ステアリングとシフトノブがスエード張りになっているだけだったが(これはトップグレードのカマロZL1と同じもの)、それだけでも大人びた印象を与えてくれるし、しかもMT車。限られた人間しか操ることができないと言わんばかりの雰囲気が、一層魅力的である。

 2013年型に搭載されている6.2リッターV8は、それ以前ともそれ以降とも変わらず420hp、最大トルク420lb-ftを発生させる。MTで操作しているぶん、操る実感とともにV8パワーを心行くまで堪能できるという満足感で満たされる。しかも1LEに搭載されている6MTは、クロスレシオになっており、街中でも3速4速を使える状態になるのが嬉しい。

 格段に飛躍したボディの剛性の恩恵もあって、20インチ&ハードサスペンションを装備しているとはいえ、乗り心地はいい。かなり引き締まってはいるが、アシが良く動き、路面の凹凸を吸収しているのが分かる。とはいえロールが少なくなっているから、コーナリングの楽しさはノーマルの比ではない。とくに今回は、レザーシートではなく布製シートでもあるため、大きめなバケット形状のシートではあるが、体が揺すられずホールド性も高いのである。

タイヤ&ホイールは、ブラックにペイントされたZL1サイズのモノを履く。ブレーキはブレンボのキャリパーが装備され、ホイールの隙間から見える深紅のカラーリングが、ボディカラーによくマッチしている。

インテリアは、ノーマルカマロと変わるところはないが、ステアリングとシフトノブが、ZL1同様にスエード張りのモノに変更されている。

シフトはゲートが明確で、ストロークも明らかに短く、正確なシフト操作が可能なもの。クラッチも一般的な重さのため、日本の軽自動車のMTが運転できるならば、誰でも操作が可能なほど容易くドライブ可能である。

限られた人にしか操れない雰囲気

 実際にステアリング握り走ると横幅1981ミリの全幅サイズを感じさせず、ドライバーズシートからの見切りも良いからハードな走りでも一体感が常に感じられる。ハンドリングの素早さと正確性はまるでスポーツカーのようである。とはいえコルベットのような背の低い流線型のスポーツカーではないために、走りと居住空間が同時に得られるのがマッスルカーたるカマロの魅力でもある。

 昔から感じられたアメ車の欠点として、欧州車を中心としたワールドワイドなスポーツカーにはある、普通に流している時でも感じられる「高揚感が今ひとつ希薄」というのがあるが、このカマロ1LEに乗ると引き締まったアシと濃密なV8サウンドをMTで操ることで得られる楽しさは十分世界に誇れるものだと思うし、街中を走っているだけでも浸れるのは事実である。しかもカッ飛ばす領域でのリアルスポーツ度が確実に濃くなっているのだから、うれしい。
 
 しかも中年アマチュアドライバーにとっては、420hpという大馬力を、より一層安全に使いこなせるようになるのだから、なお素晴らしい。

 2013年型シボレーカマロ1LE(しかもシルバーがサイコー)、これまで気付かなかったが、今イチ押しのマッスルカーである。ちなみにボディがブラックだと、全部がブラックになっちゃうから、お気をつけ下さい(それもシブいけど)。

この個体のインテリアは布張りのものだったが、レザー張りのものよりもホールド性が良く、全体的な質感も悪くはないために、個人的にはこれで十分だと思えるものだった。

ノーマルカマロでは「ちょっと物足りない」。そんな印象を抱いている方にはもってこいの1台ではないか? しかもZL1やZ28のような仰々しさ(マニアっぽさ)はないし、「分かる人には分かる」的な雰囲気が今っぽいし。赤や黄色もアメ車らしいが、このシルバーのボディカラーは品質感にあふれ、シブい感じがにじみ出ていて良かった。

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