更新日:2016.12.02
文/編集部 写真/FCA
ちょうど一ヶ月前のセマショー速報としてリリースを紹介したデュランゴシェイカー。いわゆるモパー製パーツを総合して作り上げた1台なのだが、現物を見てきた方々のなかでは、「まとまっていたし、今すぐにでも発売できるよ」と逆に発売されていないのが不思議なほどの完成度だったという。
たしかに現行デュランゴは、発売されてからすでに5年以上が経ち、ある意味熟成モデルとして次なるバリエーションが求められる立ち位置にいる。だが、メーカーからはR/T以上のパフォーマンスモデルが販売されることなく、またジープグランドチェロキーSRT8のような世界レベルのハイパフォーマンスモデルが登場する気配もない。
だから日本では完全にブームが落ち着いている。そもそもデュランゴの魅力とは、ミディアムボディにV8エンジンを搭載したパフォーマンスSUVとして人気を博した経緯があるだけに、ユーザー層が求めているのは「マッスルSUV」。アメリカ的パワーに溢れたダッジならではのパフォーマンスSUVなのである。
ということでか、今年セマで発表されたデュランゴシェイカーは、爆発的人気を再びもたらす可能性が高いと言われている。ちなみに一ヶ月前のリリース記事であるにもかかわらず、アメ車ワールドの記事の中では、(恐らく)今季ナンバーワンのアクセス数を誇っていたのである。
改めて見るダッジデュランゴシェイカーは、B5ブルーと呼ばれるマッスルなカラーが断然クールであり、ブラックのボンネットフードにシェイカーフードが、それだけでマッスルカーの出で立ちを実現している。
搭載されるエンジンは、チャレンジャー392と同様の6.4リッターV8HEMIに8速ATが組み合わされ、同時にモパー製コールドエアインテークやセンター2本出しキャタバックエキゾーストが装着されている。
ブレーキにはブレンボの6ポッドとサテンブラックの22インチホイールにカスタムフェンダーフレアで足回りを構築。ボディ全体はB5ブルーとブラックのコーディネートでツートーンを演出し、フロントスプリッターやリアウイングを装着することで、マッスルSUVの完成である。
ちなみに、フォグランプ位置に使用されているライトは、あのヘルキャットのヘッドライトに使用されているエアインテーク型のライトである。
ダウンサイジングということでV6、直4ターボ等の使用が相次ぎ、その流れはSUVにも確実にもたらされる時代の流れがある中で、あえて「アメ車に乗る」ということであるならば、やはりマッスル的なパフォーマンスは欲しい。ラグジュアリー全盛のSUV系ではあるが、あえてアメリカ的マッスルを表現したダッジデュランゴシェイカーには、やはりどうしても惹かれてしまうのだから。
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