更新日:2018.08.31
文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ
シボレーカマロの2019年モデルが発表され遂に本国にて走り出した。随分前から噂されていたとはいえ、デビューした2019年モデルは、結構な衝撃だった。「だいぶ変えたな」というのが第一印象である。
まずは、ボディ全体、とくにフロントマスク形状が一新され、新たな雰囲気を醸し出している。このフロントマスク、一部では映画トランスフォーマーに登場していたバンブルビーのデザインとの類似性を指摘しているメディアもあるが、どうだろう? ボディカラーやグレードによって印象が変わるような気がしてならない。
一方、リアテールも全域で手が加わり変更されていると言われているが、見ればそれほどの違和感はない。リアはやっぱりカマロだろう(笑)。
また、メカニズム的な進化でいえば、V8エンジン搭載のSSには10速ATが搭載され、さらにこれまで8気筒、6気筒のみだった1LEだが、今回は新たなに4気筒エンジン搭載モデルにも1LEが設定される。
1LEとは、もともとはV8カマロに設定された走り系グレードであり、MTミッションとの組み合わせをしたオプションモデル。現行6第目カマロになりこの1LEはV6モデルにも設定されることになったが、今回のマイナーチェンジを機に、新たに直4ターボモデルにも1LEが設定されるようになった。
ちなみに、この1LEが4気筒ターボに設定されるという流れが意味しているのは、低価格な下位モデルの充実とお買い得感、さらには将来的なV6モデルの廃止だろうか。
なお、これにてV6 1LE、V8SS 1LE、ZL1 1LEにプラスされ、カマロの1LEのラインナップが一新&充実されたことになる。
今回本国メディアで取り上げられている4気筒モデルはターボエンジンにて275hp、最大トルク295 lb-ftを発生させ、車両重量バランスが50:50ということで、6速MTを駆使したサーキット走行にも適したエントリーモデルとして最高の一台になると謳われている。実際に走らせたメディアでは、打倒フォードフォーカスRSやホンダシビックタイプRといったビッグネームが飛び出していることからも、かなりの期待の現れだと推測する。
また実際に見た現地の走行写真を目の当たりにすると、マイナーチェンジ後のカマロも、見慣れてしまえば「悪くないな」という印象である。現行モデルのカマロZL1がめちゃめちゃカッコイイだけに、「マイナーチェンジはいらん」と思っていたが、マイナー後のZL1が出てくれば、また違った印象になるに違いない。
本国で走りだした2019年型カマロ。期待の一台である。
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