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現行JKと新型JL、ラングラーを買うならどっちだ?

JKジープ・ラングラーを新車購入出来るのは今が最後

ジープ前橋でJKラングラーについて聞いてきました

最新のダウンサイジングターボに8AT、フルタイム4WDに第四世代のUコネクト、新型JLラングラーは確かに魅力満載のニューモデルだ。しかし、だからといって現行JKラングラーの魅力が色褪せたわけではない。今回は、モデル末期となってなお未だに売れ続けているJKラングラーの魅力を、ジープ前橋代表の望月氏に語っていただいた。

更新日:2018.05.24

文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力/ジープ前橋 TEL 027-210-5117 [ホームページ] [詳細情報]

ラングラー購入時に考えるのは「自分が愛車に何を求めるのか?」

 今秋(現時点では10月頃と言われてる)から日本で新型となるJLジープ・ラングラーが発売になる。今度のJLは2リッター直4ターボユニットや8ATなど話題が満載。TJがJKに変わった時ほどではないにしても「フルモデルチェンジ」らしい進化を遂げているのは間違いないし、新型の性能に期待しているアメ車ファンも多いと思う。

 業界が期待する新型JLに対し、現在まだ販売中のJKは完全にモデル末期。JKの登場は2007年型からなので、もう10年以上も現役を続けているモデルである。そんなJKが未だに好調なセールスを持続しているという。

 長く販売されているだけに、熟成されたモデルならではの完成度の高さは評価できるにしても、半年待てば新型が購入可能な状況で、未だにJKが売れ続けているのは何故なのか?

 また、ジープ・ラングラーの購入を検討している方は、今すぐ買うべきなのか?あるいは新型の上陸を待った方が良いのか?を、ジープ正規ディーラーの中でも屈指の事情通として知られるジープ前橋の望月代表にインタビューしてみた。

代表の望月英男さん。ジープ前橋だけでなく、今年から復活した直輸入車専門店S&RTの代表も務める望月さん。元々はメーカー側に在籍していた経歴の持ち主で、ジープ業界きっての事情通として知られる。

現行型で十分に満足できる性能です

編集:最初から核心的な質問をさせていただきますが、ジープ・ラングラーの購入を検討されている人は、今すぐにJKを買うのとJLの日本上陸を待って買うのと、どちらが正解なのでしょう?

望月:マニアではない普通のユーザーさん、とくにデザインが気に入ってラングラーの購入を検討している方であれば、現行JKを新車で購入することをお奨めしていますね。

編集:全く逡巡することなくあっさりとシンプルにご回答いただきましたが(笑)、もう少し詳しく教えていただけますか?

望月:最大のポイントは車両本体価格です。JLの日本での販売価格はJKよりも大幅に値上げされる予定です。グレードにもよりますが、100万円近く高額になる可能性もある。それでいて、デザイン的には良くも悪くもキープコンセプトで、誰が見ても一目でジープと分かるデザインは大きくは変わりません。

もちろん、新搭載される8ATによってJLはJKよりも燃費は向上すると思いますし、第四世代に進化したUコネクト4なども魅力的。また、安全性に関しても大幅に向上していると思います。車両本体価格が上がるだけの進化はあります。でも、そういった変更点に100万円の価値を見いだせる人がどれだけいるのか?という話です。

編集:なるほど、言われてみれば確かに。一般のユーザーさんにとって最も重要なのはデザインだと思うし、「見た目が変わらないのであれば少しでも安い方がいい」という方は多い気がしますね。

新型から新たに搭載される2リッター直4のダウンサイジングターボについてはどうでしょう?これについてはJKには設定のないエンジンですし、2リッターになることで税制面や燃費面でのメリットも期待できそうですが?

デザイン重視のラングラーファンなら現行型で十分満足できるという。

走りの性能的に現行型に対して不満を感じる人は少ないだろう。また、ユーザーの中にはJLの正規輸入車がAWDになることを嫌う人もいるかも?

新たに登場する新型JLラングラーは当然良いに決まっている。だが、装備などが豪華になって車格が変わる分、100万円前後の価格上昇が見込まれる。その価格差分の魅力を感じるか否かは人それぞれだろう。

新型には2リッター直4ターボエンジンも登場予定

望月:過給機付ユニットというのは数値上はハイスペックになるので、最高出力や最大トルクといった数値は排気量が2リッターになっても十分に感じます。でも、車両のキャラクターとマッチしているかはまた別問題ですよね。

あくまで私個人の見解ですし、実際にドライブしたわけではないので断言は出来ないのですが、ラングラー、とくに4枚ドアのアンリミテッドには、2リッターターボよりも3.6リッターV6の方が合っていると私は考えています。そして、このV6についてはJLになっても大幅な変更はありません。もちろん8ATと組み合わせることで燃費は向上するでしょうが、多少燃費が良くなったところで、購入時の価格差を相殺するまでは無理ですからね。そうなると、JKが新車で販売出来る間はJKをお勧めしたくなるわけです(笑)。

編集:望月代表の意見をまとめると、「ラングラー、とくにアンリミテッドには直4ターボよりV6の方がマッチしているが、V6ユニットに関しては大きな変更はない。さらにデザインも大きくは変わらない。であれば車両本体価格の安いJKを購入するのがお得でしょう?」ということで良いでしょうか?

望月:そうなります。さらに補足するなら、電子制御が増えてメカニズムが複雑になればなるほど、車というのはイジり難くなるし、JLのアフターパーツが充実するまでには少し時間がかかるでしょう。それに対して、JKは長く販売されているモデルだけにアフターパーツの種類も豊富で、弄りやすい。

となると、デザイン重視で購入する人も、購入後にカスタムしたい人も、いずれにしても車両本体価格がJLよりも大幅に安いJKをお奨めしたくなるわけです。ラングラーの正規輸入車はリセールバリューも良いですからね。

もっとも、今お話ししたのはあくまで現時点での回答です。JLが入庫してくれば、今とはまた違ったセールストークを展開している可能性もありますけどね(笑)。

編集:ディーラーさんはその時々の現行モデルを販売するのがお仕事ですから当然ですね(笑)。そうは言っても率直なご意見は大変参考になりました。本日はありがとうございました。

新型JLには、2リッター直4ターボエンジン搭載車も存在する。日本の排気量別の自動車税を考えれば、このダウンサイジングターボユニット搭載車こそが売れ筋になる可能性は高いのだが…

アフターパーツの豊富さやカスタムのし易さについて言えば、電子制御化が進んでメカニズムが複雑になるJLよりも、シンプルかつノウハウの蓄積の多いJKの方が優れていると言えるだろう。

高度に電子化された現代の自動車のアフターサービスには、メーカー純正の専用スキャンツールが不可欠。ジープ前橋には、最新の診断器を使いこなす知識と昔ながらの整備力を兼備した熟練のメカニックが多数在籍している。

最終モデルこそ「完成型」という思いが強い

 車両販売を行うディーラーが、入庫前の新型よりも在庫している現行モデルの販売に力を入れるのは当然なのだが、国産車や欧州車の場合には、新型車と販売期間が重複するモデル末期の車両は投げ売り状態になるの普通。しかし、現時点でJK型ジープ・ラングラーを販売している正規ディーラーに大幅値引きしている気配はない。これが何を意味するかというと、今回の望月代表の見解がひとつの解答になっていると思う。筆者が「なるほど」と思ったのは、望月代表の言葉に、ただのセールストークではない真実を含んでいると感じたからに他ならない。

 ただし、正直言えば、筆者個的にはJLに搭載される2リッター直4ターボには興味があるし、出来うるならJKとJL、様々なモデルを乗り比べてからベストバイを検証したい気もする。

 しかし、今のJKの人気の高さを考えると、実際にJLがディーラーに配車される頃にはJKは既に販売終了になっている可能性が高く、ボディカラーなど希望の仕様のJKを新車購入出来るのも残り僅かな期間となると、望月代表の言う通り、熟成が進んで機械としての信頼度が高く、車両本体価格が安くてアフターパーツも豊富なJKの新車を、駆け込み購入するのがお得かな?と思うが、どうだろうか?

■ジープ前橋

〒371-0846
群馬県前橋市元総社町 593-58
電話:027-210-5117
営業時間:
月~土 AM10:00~PM7:00
日・祝 AM10:00~PM6:00
定休日:火曜日/第1及び第3月曜日

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